表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

第五話:魔王様は自由部の活動を開始するにあたり名前を改名するそうです。前篇

感想、レビューよろしくお願いします!

「あのなぁ…1人用の部屋に3人いるのはちょっとおかしいんじゃないのか?」

「そうだな、おいアリス団長(笑)おぬしは押し入れで寝ろ。」

「そんなの横暴ですよぉ〜あなたも居候の身だからそんなこと言えないでしょ〜⁈」

「その話し方をやめろ!語尾を伸ばすでない!おぬしといるといつも以上にイライラする!」

ー勘弁してくれよ…

まさにこの2人には犬猿の仲という言葉がピッタリである。とゆうより寝る場所だけで時計の針は1の字を過ぎている。

「ま、私はこいつと布団を分け合うがなー。」

「初めて聞いたわそんなこと!それなら君もアリスと押し入れで寝なさい!」

「むっ、命令したなぁ〜貴様。この私にむかって…」

「な、名前で呼んでくれた…感激です…」

「今にどうなるか見てろよ…」

「はっ、まさか私に気があるのですね…」

怒りで顔を真っ赤にする人、何故か頰をほんのり赤く染める人…なんだこの空間。

「もう…2人で決めといてね…おやすみ。」

部屋に沈黙が広がった。静かにただお互いの瞳を睨み合う2人。

「ここはもうロイヤルスプラッシュカリオストロミケランジェロタクティカルバトルで決めるしかないようだな。」

「私に勝負を仕掛けるのですか?残念ながら私、

RKTBのやりすぎでこのゲーム専用の予知能力スキルがついたほどですから。」

「奇遇だな、我もだ。」

「ここはもう純粋なRKTBの才能ですね…」

ーうわ、めっちゃ気になるわ。

寝ると言った蓮だったが、聞き覚えのない言葉を聞いてしまい、気になって仕方なかった。お互い自分の胸の前に拳を突き出し、睨み合っていた。

「1、2の…3!」

掛け声とともに頭上に挙げたミラとアリスの手は前者はパー、後者はグーの形をしていた。

「フッフーン我の勝ちだな、私は布団でお前は押し入れだ。」

「そんなぁ〜…」

間抜けた声を出しているアリス、優越感に浸っているミラ。

ーなんだよRKTBって!ただのじゃんけんじゃねーかよ!

蓮が驚愕の気持ちを露わにしている時に、ミラが布団にモゾモゾと入ってきた。

ー狭い!てか近い!

蓮にはミラの胸の鼓動が直に伝わってくる。朝まで我慢するしかない。



30分後…………



ー寝れるわけねーだろこんな状況!

ついにはミラが腕を蓮の首にまわしてきた。

「ちょっと、君!起きてるだろう!」

体をある程度あげると目の前にアリスがコソコソ話で話しかけてきていた。

「あのー押し入れが寒いのでこっちで寝ていいですか?」

「じゃ、代わってくれない?」

「この方と一緒に寝るなんてマジ勘弁です。3人で寝ましょ!」

鼻息を荒くするアリス、蓮は若干引いている。

「お前真ん中に来い、俺は端っこにいるわ。」

「やったぁ!…じゃなくてありがとうございます!」

アリスが静かに布団の中に入り、部屋は静寂に包まれた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ