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自戒

タイトル適当。中身も適当な作品ですが、読んでくれると嬉しいです。それとタイトルぶっちゃけ、募集中。

何もないただただ何もなく真っ白な空間で白い机を挟んで男と女白い椅子に座って話をしていた


「ねぇ、あなたは何を望むのかしら」


「俺が何かを望むとしたら○○○を望む」


「あらあら、欲が全くないのね・・・」


「欲が無い?それはありえないな、人間っていうのは欲の塊のような生き物だぞ」


「ふーん、それはなぜかしら?」


「例えば、民に好かれて善政を敷いている王様は民が平和で安全に生きていくことが出来るための国を作

るという欲で動く。盗人は、自分の力や金では手に入らないものを手に入れようと欲で盗みをする」


「そう、だからあなたは○○○しか望まないのに欲の塊だと言うのね」


「あぁそうだ、人間はどんなに偽善を振りまこうがそれは欲があるからこそ行動する」


「ふふ、なかなか面白いことをきかせてもらったわ」


「そりゃどうも、で、俺の望みは叶えてくれるのか?」


「えぇ、ちゃんと叶えてあげるわよ」


「そうか、それはありがたい」


「いいわよ、それが私の仕事だからね」


「それじゃあ、俺はこれで逝かせてもらうぞ」


「いままで、お疲れ様。なかなか面白い人生を見させてもらえたわ」


「そうかい、まぁ、人の生き様を覗き見するのはやめたほうがいいぞ」


「ご忠告ありがとう。だけど、これは私にしか出来ないことだからやめることはできないのよ」


「神様も案外面倒なんだな」


「そうでもないわよ、あなたのような存在がいない時は暇なのよ」


そう言うと、男は苦笑を浮かべながら淡い光の粒子となって消えていった。


「さてと、お次は誰の人生を見てみましょうかねぇ。」


そう言うと、女は何もない空間から薄い1冊の本を取り出しページめくり始める。

その本には、1ページ1ページにそれぞれ違う顔が描かれ、名前、性別、生まれた年、死んだ年、人生で何をやり、何をされたなど事細かに書かれている。あるページにはさっきいた男も書かれている。


「これといって、面白そうな人生を歩んだ人ってあまりいないわねぇ」


女はページを捲っていくが薄い本の終わりが未だに現れない。しかし、捲られていく1ページ1ページにはそれぞれ違う人々の事が書かれている。

ふと、とあるページを見つけると女の動きが止まり、若い女の顔が描かれているページを読み始めた。


「ん?これは・・・ふむふむ」


読み進めていくうちに女は笑みを浮かべ始める。


「ふふ、次はこの人の人生を見たあと呼び出しましょうかね」


そう言うと、女は読み進めたページの上に手をかざし、言葉を紡ぎ始めた。


『我は願う、数多の人間達の中の一人、汝の生き様を、我の名の元に見せたまえ』


紡ぎ終わった瞬間、手をかざしたページから、光が満ち溢れ始めた。

光は徐々に強くなっていき、女をも飲み込み始める。


「ふふ、それじゃあ、あなたの人生を見させてもらいましょうか」


女は笑みを浮かべながら光に飲み込まれていった。

光が収まるとそこには白い机と白い椅子が二つあり、それ以外は何もないただただ白いだけの空間が残っていた。

こんな短編小説を書いて欲しい!という、要望があれば活動報告に書いていただけると、たぶん、書きます。


ネタは思い浮かぶけと途中で書く気がなくなるんですよねー…

たぶん、読み手さんからの注文があればちゃんと書けると思えるので、それをちゃんと最後まで書けるのかを確かめたい(要は自分にやる気があるか)のでネタ提供してくれるとありがたいです。

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