春を待つ駅
最新エピソード掲載日:2026/02/25
海から少し離れた丘の上にある無人駅で、佐倉真琴は幼なじみの悠斗を待っていた。東京の大学を受験するため町を出た悠斗と、「合格したら一緒に飴を食べよう」という約束を交わしていたからだ。やがて電車が到着し、悠斗は合格を告げる。二人は約束どおり一つの飴を分け合い、変わらない気持ちを確かめ合う。進む道は違っても、同じ春を待てると感じた真琴は、再会を約束して悠斗を見送る。蕾をふくらませた桜とともに、物語は静かな希望を乗せて花開く。
春待つ君と
2026/02/25 20:23