ただの正義は大炎上? フォロワー数が多い奴だけが強い世界
電脳空間が現実と地続きになった近未来日本。
SNS上の影響力――フォロワー数や引用、拡散は、そのまま個人の戦闘力として可視化され、時に“異能バトル”へと発展する世界で、男・飯島正義は「電脳グリッチ監理局」に所属する管理者として日々悪質アカウントと対峙していた。
ある日、炎上を煽り続けるアカウント《暗黒茶菓子》との戦闘が勃発。数で勝る相手に苦戦する正義だったが、人気VTuberであり同僚でもある星見ミラの“煽り散らかし引用”による支援で形勢逆転、ついに凍結処理を完遂する。
しかし正義の行動は賞賛よりも嘲笑と反感を呼び、彼自身のアカウントは新たな炎上に晒されていく。
正しいことをしても、面白くなければ叩かれる――。
正義が働く電脳グリッチ監理局とは何か。
これは、承認欲求が力となる世界で、愚直な正義が燃やされ続ける物語の始まり。