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真説・北方町史  作者: 木入香
第一章「七月・佐藤良祐」
1/10

01-01「不幸な遭遇」

 北方町(きたがたちょう)は史書にもある通り、一一〇〇年余り前から発展し始め、明治二二年に、町制が施行(しこう)されてからでも(すで)に九二年を経過する県でも古い町であります。この(かん)先人があらゆる苦難に耐え、今日(こんにち)の発展した北方町を(きず)き上げて(いただ)いたのであります。

 本書を通して古き郷土(きょうど)を知り、新しい郷土を愛し、郷土北方町の発展にご尽力(じんりょく)頂ければこの上ない(さち)と存じます。


 ※昭和五七年三月発行版 北方町史(きたがたちょうし)より一部抜粋(ばっすい)

 岐阜(ぎふ)県、本巣(もとす)郡、北方町(きたがたちょう)

 西に岐阜市、南に瑞穂(みずほ)市、北西に本巣(もとす)市と三つの市に囲まれた小さな町である。平成中期から行われている大規模な町の再開発によって、昔ながらの田園風景(でんえんふうけい)から、閑静(かんせい)な住宅街へとその姿を変えている。

 東西一.八五キロメートル、南北四.二キロメートル、面積五.一八平方キロメートルと南北に長い地形。

 人口は一八〇〇〇人前後で、市町村の人口密度では岐阜県下トップである。

 本巣郡に所属しているが、ここに属している市町村は、今となっては北方町のみである。その理由は二〇〇四年の平成の合併(がっぺい)()いて、本巣郡に所属していた巣南(すなみ)町、穂積(ほづみ)町は瑞穂市へ。本巣町、真正(しんせい)町、糸貫(いとぬき)町、根尾(ねお)村は本巣市へとなってしまい、言わば取り残された形となる。

 綺麗(きれい)に横に三分割するかのように北側には国道三〇三号線が、南側には県道五三号線といった田舎町としてはそこそこの大通りがそれぞれ横断しており、北部、中央部、南部と別れている。

 昔はそれぞれの集落の(おさ)が三つの集落を治めており、丁度その境界線に沿う形で道が出来たと言われているが、記録もほとんどなく真相は定かではない。


「じいちゃん、話長いし、それ前にも聞いた」

「んぁ? そうだったか? それじゃあ、とっておきのワシが子供の頃にな」

「子供の頃に女の人の幽霊を見たって話だろ? それもう何回も聞いてるよ」

「幽霊なんぞいるわけないじゃろ。あれはちゃんと生きた人じゃった。何であの時間にあの場所にいたのかは分からんかったがな。うーん、後は花火を見るために停まっていた電車によじ登ったって……」


(いや、白い着物着た髪の長い女の人が深夜の墓場にいたら、それはもう幽霊しかないじゃん)


 祖父が子供の頃、まだ北方町に住む前にいた町で夜のおつかいに出かけた時の話は、何度も耳にする祖父の思い出話の一つである。他にもこんな悪戯(いたずら)をしたとか、山で(いのしし)遭遇(そうぐう)したとか、武勇伝のように語るのが好きで、家族や親戚が集まった時には、必ず何かしらの話が飛び出してくる。

 自身が体験した不思議な話をするのが好きな割に、祖父は幽霊などのオカルトの(たぐ)いを信じていないらしく、孫からしてそちらの方が不思議である。


「はぁ、それよりも早くやらないと片付かないよ。俺、明日も授業だからさ。期末テスト終わったと言ってもまだ授業あるんだよ? 押し入れの整理するから手伝えって言ったのじいちゃんだよ?」

「おぉ、すまんすまん」

「いいけどさ、お小遣いもらえるし。でも、もうすぐ夏休みなんだから休みに入ってからじゃ駄目なの?」

「こういうのは思い出した時にやらんとな」

「それに巻き込まれてるんだよなぁ……まぁいいけど」


 そう言って孫と祖父の二人は作業に戻った。

 (ふすま)で仕切られた二つある和室の一つを押し入れとして使用している場所から、古い本や変な置物を出しては本を(ひも)(しば)ってひとまとめにし、置物は段ボールにまとめて放り込んでいく。

 エアコンが効いているとはいえ、七月も下旬に差し掛かり、連日の真夏日や猛暑日に(さら)されるこの頃。特に昼過ぎのこの時間帯は外気温が上がるとあって、少し動くだけで汗ばんでくる。

 作業を再開して三〇分くらい経った頃、また一つ本をまとめた(かたまり)が出来上がったところで紐がなくなってしまった。


「じいちゃん、紐なくなったよ」

「そうか。ちょっとばあさんに場所聞いてくるから、良祐(りょうすけ)はとりあえず、奥にある荷物を外に出しといてくれ」

「はいはい」


 (ひたい)の汗をTシャツの(すそ)(ぬぐ)って一息入れてからそう返事をし、佐藤良祐(さとう りょうすけ)は祖父の水鳥由信(みどり よしのぶ)の言い付け通りに、押し入れの奥へと身体を(すべ)り込ませて、目に付いた木箱を持つ。大きさは二年前まで背負(しょ)っていたランドセルと同じくらいか、少し大きい。相当古い物なのか(ほこり)(かぶ)っており、カビ臭い。


「何だこれ?」


 とりあえず引っ張り出したは良いものの、結局正体が分からずどうすれば良いのか扱いに困る。中に何か入っているようで、分厚い国語辞典一冊分くらいには重い。箱は古くて一部欠けていたり傷付いていたりしているものの、しっかりとした作りで安物ではなさそうである。


「何か書いてあるな……これは、何だ?」


 箱の側面には二つの模様らしきものが並べて(えが)かれているが、片方は塗り潰されているようで真っ黒であり、もう片方も箱が古いからか(けず)れていて絵なのか文字なのかも判別出来ない。

 祖父に聞いてから開けるかどうか決めようと思ったが、まだ紐を探しているのか戻ってくる様子がない。


(よし)


好奇心(こうきしん)(まさ)った良祐は、木箱の(ふた)に手を掛けてゆっくりと開ける。(かぎ)などは掛かっておらず、案外すんなりと開いた。


「お?」


 中には、何やら上等そうな紺色の布に(くる)まれた何かが入っていた。

 そっと持ち上げてみると結構重い。これが重さの正体か。慎重(しんちょう)に布を広げていくと、その姿が(あら)わになった。


(すげぇ……)


 思わず言葉を失ってしまった。

 それは、ガラスのような透明な何かで出来た牛の置物のようだ。結構大きく、両手で持ち上げてマジマジと見つめる。

 傷や汚れなどはみられず、今にも動き出しそうな程に生き生きとした造形で、思わず見取れてしまった。そこにようやく紐を見つけたのか、由信が戻ってきた。


「おお、良祐、ようやくあったぞ。ばあさんもしまった場所を忘れていてな……ん? それはどうした?」


 声をかけられるまで祖父の存在に気付かなかった良祐は、慌ててしまい思わず手に持ったガラスの牛を落としてしまった。

 床に落ちた衝撃でガラス製らしき牛は、けたたましい音を立てて(くだ)け散った。


「いかん! 良祐、大丈夫か?」

「え、あ、じいちゃん?」

「怪我はしとらんか? とりあえず床の掃除をするから、破片(はへん)を踏まないように慎重にこっちに来るんだ」

「う、うん……ごめんなさい」

「良い良い。無事なら良いんだ」

「うん……ごめ……あ、れ……?」


 再度謝ろうとしたところで身体がぐらつき、(かたむ)いていく。そしてそのまま床へと倒れ込んでしまった。


(あれ? 俺……?)


 どれほど時間が経ったのか分からないが、ゆっくりと意識が浮上するのを感じる。眠りから覚める感覚がすると同時に、自身の異変も感じ取る。


(おでこが冷たい? あと首も……?)


 目を開けると、どうやら自分は床で横になっているようだ。額には湿ったタオルが置かれており、首回りもひんやりとすることから手を伸ばすと、保冷剤をタオルで巻いたものが当てられているのが分かった。


「あれ?」

「気が付いたか。大丈夫か? 良祐?」

「あ、うん、俺、何で?」

「分からん。とにかく突然倒れたぞ。熱中症か脱水かもしれん。何か飲むか?」

「うん、飲む」

「救急車呼ぶか相談してたんだが……」

「いや、大丈夫。全然ダルくないし、何か突然眠気に襲われた感じ」


 上体を起こして自身の様子を確認するも、特に異変はみられない。

 祖父の話によると、突然倒れて熱中症の疑いを持った彼は、応急処置として額と首を冷やすことにしたのだとか。そして、いざ救急車を呼ぼうとしたところで良祐が目を覚ましたとのことで、時計を見ても五分も経っていないようだった。


「とりあえず後は片付けておくから、お前さん今日は帰った方が良い。何なら送って行くぞ? あぁ、先にこの散らばったガラス……水晶か? とりあえずこれを何とかしたいから、少し待っててもらうが」

「んー大丈夫だよ。特に痛いところとかないし、多分疲れただけだよ。あ、でも麦茶は飲む」

「分かった。じゃが、無理するなよ?」

「大丈夫だって、家近いんだし」

「くれぐれも気を付けるんだぞ? もう夕方だしな。何なら夕飯食べていくか?」

「お腹は()いていないかな。それよりも明日の準備しなきゃだし、俺帰るわ」

「あぁ、気を付けてな?」

「おぅ!」


 心配そうに見送る祖父と「もう帰るのかい?」と顔を出した祖母に別れを告げて祖父母の家を出た。

 祖父の家は北方町の中、その中心部よりもやや北側の若宮(わかみや)という名の地区にある。

 昔は柿畑を初めとして田んぼや畑が広がっていたが、平成中期からの再開発によって、埋め立てられて道が造られ、その(わき)にどんどんと新築の家々が立ち並ぶようになっていた。そんな中で祖父母の家だけ古びた造りで、大きさも周囲と比べると広い敷地であることから、どこか浮いているような存在感を放っている。

 祖父が子供の頃は周りには田畑ばかりだったが、祖父の父の時代である明治から昭和初期の頃までは、桑畑が広がっていたらしい。養蚕(ようさん)が盛んでそれに関連する祭りもあるが、生糸(きいと)産業が(すた)れた今では桑の木を栽培(さいばい)している農家は皆無(かいむ)で、祭りも伝統として続けている程度である。

 現在の場所に家が建ったのは、由信が小学生の頃。現在の根尾村から引っ越してきたのだが、引っ越す以前から何度か親に連れられて遊びに来ていると聞いている。しかし、話好きの祖父は話が長く、あまり興味のなかった良祐は聞き流すなり、話題を変えるなりして、まともに聞いたことはあまりない。それでもこうして手伝いに来るくらいには(した)っており、小学生の頃は夏休みなどを利用して、よく一緒に出かけていた。

 去年は家族と旅行に行ったり友人と遊んだりして、残った宿題に頭を(かか)えていたことから祖父母と遊びに行くことが出来ていない。今年は、一回くらいはどこかに出かけようと考えつつ、周りに視線を向ける。


(俺は今の風景しか知らないけど、ここにも畑があったんだよな?)


 徒歩で自宅への道を進む中、ふと祖父母の家の玄関に飾られた写真を思い出す。

 昔と変わらない場所にある郵便局の裏を映した昔の写真と、今の風景を見比べてみると一目瞭然(いちもくりょうぜん)。かつてあった自然はなくなり、ピカピカなマンションや住宅地が並んでいる。そのことについて特に祖父母との会話の中で話題に上がったことはなかったが、写真を見た時の祖母の顔が(なつ)かしいと同時に少し(さみ)しさを感じる表情だったのが印象的だった。

 良祐の家は、祖父母の家から南西に一〇分から一五分程歩いたところの栄町(さかえまち)にあるマンションの一室。ここの住宅街は、昭和の頃から残っている家がまだまだ多く、古めかしいと思うと同時に、落ち着いた雰囲気(ふんいき)が何となく好きだった。その中にある高い建物はどこか異質であるが、生まれた頃からずっと住んでいるからか特に変だと感じたことはない。

 彼の住むマンションまであと少し。東西に伸びる国道と(まじ)わる交差点を、信号が変わったのを確認して渡ろうとしたところで、ふと周囲から音が消えたことに気が付いた。


(あれ?)


 状況が変わったのは一瞬の出来事であった。良祐が(まばた)きをしたその瞬間、世界が変わった。

 この夕方の時間帯、普段なら帰宅ラッシュで多くの車が通っている。しかし今、彼の目の前には車のみが道路上に並べられているだけで、本来いるはずのドライバーの姿が見えない。それどころか、自身の隣で信号待ちをしていた自転車を押した高齢の女性もいたが、自転車だけが地面に横たわった状態で、その持ち主が消えている。

 他にも周りを見渡してもつい今までいたはずの人々が、人だけでなく犬や猫や鳥といった動物といったあらゆる生き物がおらず、また、季節柄うるさいくらいの(せみ)の大合唱も今は全く聞こえてくることがない。

 日が沈みかけている時間帯ということもあって、この静けさはあまりにも不気味で夏場であるにも関わらず身震いしてしまう。


「何で……?」


 その(つぶや)きが()れた瞬間、背後から何かがぶつかってきた。その衝撃で、彼は勢い良く道の反対側まで(はじ)き飛ばされてしまった。


「かはっ」


 地面に叩き付けられ、肺の空気が押し出されて変な声が出た。


(何っ? いきなり車に()ね飛ばされたようなっ……!)


 そこまで思考して、顔を上げてぶつかってきた物へと目を向けた瞬間に身体が固まってしまった。


「な、なに……あれ……」


 それは見たこともない生物だった。いや、似たような生き物は見たことがある。それも身近な存在だ。しかし、ここまでの大きさのものは、テレビや図鑑でも見たことがない。あるとすれば、ゲームや漫画の世界だ。

 良祐の目の前で、(あし)(かか)げて喜んでいる様に見えているそれは、とてつもなく巨大な蜘蛛(くも)であった。大きさは平屋建ての家一軒分くらいはあろうか。


(デケぇ……)


 巨大な虫ということで気持ち悪さを感じつつも、その異常さから目を()らすことが出来ない。

 この危機をどこか他人事(ひとごと)のように(とら)えてしまっていたのは、あまりの事態が立て続けに起こったことで感覚が麻痺(まひ)してしまい、(なか)ば現実逃避している状態であるからであった。

 しかし現実は非情である。

 少年がぼんやりとしている目の前で、今まさに再び攻撃動作へと移ろうとした巨大生物の姿が目に入る。しかし、恐怖からか驚きからか、いずれにせよ(いま)だに身体の硬直から抜け出せていない彼に、逃げるという言葉が浮かぶことはなかった。その現実離れし過ぎている出来事を前に、ただ漠然(ばくぜん)とここで死ぬのかなと考えていた程度であった。


≪逃げろ!≫


 その時、どこからか声がした気がした。それは、今の状況で自分自身に言い聞かせた言葉かもしれない。そもそも周りに自分以外誰もいないのに、誰が声をかけてくれるというのだ。しかし、その声のおかげで寸前のところで我に返った良祐は、咄嗟(とっさ)に右へと転がった。

 直後、何かが今の今まで自身がいた場所へと衝突した音が響いた。恐る恐る視線を向けると、つい今まで自分がいた場所に、巨大蜘蛛の脚があった。


「ひっ」


 ここで、ようやく全身に力を取り戻した彼は、恐怖で腰が抜けそうな自身を叱咤(しった)し、無理矢理立ち上がって、その場から走って逃げる。

 すると、相手もそれに反応して、のっそりのっそりと追い掛け始めた。


「はぁっはぁっ、あれは、いったい……」

≪とにかく今は逃げろ!≫

「わかっ……はっ?」


 誰ともなしに(つぶや)いた言葉に返事があったことに驚き、足を止めそうになるが≪足を止めるな!≫と(しか)られたことで、再び我武者羅(がむしゃら)に走ることに専念する。

 方角は適当。東西南北、どちらに向かって走っているのか意識にない。とにかくあの危険から遠ざからなければという思いの元、ただひたすら足を進める。

 徒競走は苦手という程でもなかったが、かといって得意という訳でもない。そんな彼が、今は火事場の馬鹿力とでも言うのか、これまでにない力を発揮して必死に走っていた。

 果たして辿り着いた先は、消防署の隣にあるドラッグストアの駐車場であった。先程の場所よりも西北西に約四〇〇メートル弱の場所。

 しかし、同年代の平均からすれば速い方だが、異形(いぎょう)はその巨体に似合わない俊敏(しゅんびん)さを発揮したことで追い付かれてしまい、更に目の前で立ち(ふさ)がるように威嚇(いかく)していた。

 あの場所から一番近い位置に消防署があるので、助けを求めようと無意識にその方角へ走ったのかもしれないが、ここに来る道中も、そしてドラッグストアや先にある消防署にも人がいる様子がない。

 助けはいない。

 そんな絶望が彼の心を()(つぶ)そうとした時に、それは現れた。


結界(けっかい)に何か異常があったみたいだし、強力な【(うつろ)】が出現したって報告があったから来たけど……何て大きさなの、こんなの初めて見るんやよ。それと、何でこんな場所に一般人がいるのかな?」


 溜め息混じりに聞こえたのは、少女の声であった。


 久しぶりの投稿ですが、初めましての方は初めまして。

 読んでいただきありがとうございます。

 もしよろしければ、高評価、感想を添えていただけると幸いです(感想は甘口ですとありがたいです笑)。


 第一章のみ完成しておりますので隔日ごとに更新していきたいと思いますが、都合により前後することご了承下さい。

 第二章以降に関しましては全く手を付けておりませんので、頑張ります。

 方針としましては、章が完結したら投稿という形を取りますので、次回更新まで時間を置くことが多々あると思います。申し訳ありません。

 それでは、しばらくお付き合いよろしくお願いします。

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