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記録10.ある県史より抜粋
『○○県史通史編第一巻:古代・上古編』より
第三編 第二章 第四節より抜粋
次に、土砂崩れによる災害を挙げると、後三条天皇延久二年(一○七十年)六月七日、○○國に土砂崩れあり。大它山崩れ、一村民家百十余りを損するとある。是は震災が伴起した災害にあらず、又降雨もなかったとある。
同様の災害が同所、二条天皇保元四年(一一四九年・平治元年)三月二十二日にもあり、その際も大它山崩れ、一村民家百七十余りを損するとある。山崩れて○○川を塞ぎ、一月余り潰流したれば、○○・○○二村民家全て没したとある。