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「如何せん年季が違うのでな。何より否定の言葉が出ない時点で気に入ったと見える。だが念の為聞いておこう。これはお気に召さなかったかな?」

「好みです」

恥ずかしいのか俯いて、声は消え入りそうな程にか細く、だがはっきりと肯定の意を示した。私の見立ては悪くないだろう?

惣領は羞恥故に机に突っ伏してぴくりとも動かなくなった。それをいい事に、乱れた髪を整えるついでにそっと撫でる。

「素直で宜しい。今度共に買いにゆこう」

「一人で買いに行って恥ずかしさを味わえばいい」

「ふむ。では本家の令嬢と共に行くか。君に似合いの服を選んで欲しいと頼めば二つ返事で聞いてくれるだろう」

恨めしい顔を隠そうともせず、眉間に皺を寄せる。本家ご令嬢を嫌っている訳ではない。寧ろ良き友人である。しかし彼女の意見としては共に行くのも、本家の令嬢と共に行くのもどちらも嫌なのだろう。

本家の令嬢と行けば間違いなく惣領、色季(しき)の事で盛り上がる。私が何時も男の格好ばかりしているが、年頃の娘だ。愛らしい格好をさせたくてね。とでも言えば、心底嬉しそうに笑って服を勧めてくれるだろう。そしてその事はいずれ彼女の耳に間違いなく入る。長い付き合いの令嬢だ。会う度に気を利かせて女の服を勧めるだろう。それが彼女は嫌なのだ。

たっぷりと数分間見つめ合った後、先に折れたのは彼女の方だった。

「分かったよ.......」

昔から私の我儘を聞いてくれる、懐の広い主である。

まぁここまではただの茶番だ。本題は此処から。私は顔に掛かる前髪をかき揚げると、手を組んで机に肘を付いた。

人気キャラを書くことが出来ない人間です。

そのせいか、人気のないキャラを多く量産してしまいます。

(人気投票6位。頑張っても、2位か3位のキャラを好きになります)


桜華人気なんかな( ˙꒳˙ ) 色季、人気ないのかな( ˙꒳˙ )

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