第200話
ゲイン――その名を聞いただけで身体が自然と萎縮していることにハクは気づく。骨の奥底に根付いている寒気のような感覚。息をすることを忘れてしまうほどの重圧が周囲の空気にのしかかっている。
黒のローブに起伏のないのっぺりとした真っ白な仮面。身長は175センチほどで、ハクが最後に確認した3年前と何一つ変わらない大きさなはずなのに、纏うオーラは巨人のごとく猛々しい。
隣でティアラが息を飲む。
先程とは打って変わり全神経を集中させて、目前に映る宿敵の姿をしっかりと見据えていた。
それも当然のことだろう。
ゲインはティアラにとっての親友――ユーミルを意識不明の状態に追い込んだ張本人だから……。今も魔族国家、魔王国王都で眠っているとハクは聞いている。
さらにいえば、世界を滅ぼす力を持つ《ハーデス》を蘇らそうとしている男。それがゲインなのである。
「何か答えてくれませんと」
口を噤むゲインに対してティアラが続けて投げかける。しかしゲインはそれも無視して後ろに控える片腕を失った緑髪の男――バリエゾの方へ向き直った。
全てを潰してしまうほどの圧倒的な威圧――バリエゾは慌てるように、言い訳がましく口を開いた。
「い、今更なにしゃしゃりでてきてんだよ! 僕はまだ失敗したわけじゃないからな」
「――お前の役目はなんだ」
静かに発せられたゲインの言葉。その一言でバリエゾが後ずさるには十分な理由になった。
「お、お前にとやかく言われる筋合いはない。僕は、僕の意思で動いてるんだ。それに魔豪国はお前を認めたわけじゃあないんだからな!」
「――お前の役割はなんだ」
再び紡がれる問いかけ。
バリエゾは苦虫を噛み潰したような表情で正面の男を睨みつける。
「あいつは僕の獲物――」
バリエゾがそう言いかけた直後、周辺が重苦しい空気が漂う。
それはゲインが放った殺気。直接向けられたわけでもないのに、ハクの心臓もトクンと揺れる。
バリエゾはもう一歩後ろへたじろいだ。
開きかけた口元を塞ぎ、自らを落ち着かせるように呼吸を整える。
「……あーはいはい、わかったよ。やるべきことをやればいいんでしょ」
悔しそうに顔を歪めたのも数秒。不貞腐れたような物言いでバリエゾは魔力を全身に纏う。否、これは魔力や気力という類いではない。もっと上位の力――『神力』であった。
「ダグラス、【神技】解放。【古の鎮魂歌】を使え」
どこか遠くへ飛ばすように呟いて、バリエゾは懐から紫色のクリスタルのようなものを取り出した。
そのまま玉座――磔にされている国王の元へとゆっくりと歩き出す。
「私がそのような行為を許すとお思いで?」
すぐさまティアラが動く。もっとも汎用性の高い【二千銀雪】を発動させる。
だが――。
即座にパリン、と砕かれたような音に苛まれる。
それは魔法陣が壊された音で、ゲインが最も得意とする対魔法技――【斬魔封殺の極】に似ていた。
しかし妙なことに、ゲインは剣を抜くどころか、動いた素振りすら見せていない。未だに背中を見せてバリエゾを見据えている状態であった。
恐らく目で捉えることの出来ない動きで切ったのだとハクは思った。それも剣ではなく手刀で……。
剣術の頂に立っているからこそできる驚異の技であった。
「【千本雪華】」
しかし、ティアラはまた別の頂きに立つ存在だ。
即座に思考を切り替えて速度を重視した低級魔法を発動させた。さらにダミーの魔法陣を複数出現させるというオマケ付き。
ジャリジャリと音を立てて千の氷針が出現する。
どうやら魔法の発動には成功したらしい。間髪入れずに氷針が雪崩の如くゲインとバリエゾを襲う。
「ふっ――」
ゲインは振り向きざまに剣を振るった。追撃はない。特別な動きも見せていない。
「えっ……?」
一瞬の出来事に、ハクが声を漏らす。
ゲインはただ刀身を横に一閃しただけ。その一手のみで戦況を覆してしまったのだ。
まずは隣で氷漬けになっていた敵の男を融解する。
そして、広範囲に広がっていた氷針が何倍もの威力で跳ね返されてしまった。
それに伴い、無防備であったハクの前にティアラは立ち塞がり――、
「なんで庇ったんだよ!」
氷針をその身で受けたのだ。
ほぼ生身の状態。ティアラの柔肌に返された数百の氷針が突き刺さっていた。
ティアラなら防御系統の魔法を使うことも、【ヘラの加護(神の反発)】を発動させるという選択もあったはず。
それをしなかった理由はひとつ。その一切を何かしらの力で封じられているのだ。
「勝つための、手段ですわ……」
ティアラは無理に口元を緩めて告げた。
目覚しいほどの血痕がドレスを染めて伝い、凍った床を赤く染めていく。
「勝つため……?」
「えぇ……あなたには、役目がありますの」
ハクには勝てるイメージが全く湧いていなかった。ただでさえ3対2――そのうちひとりはあのゲインという絶望的な状況下なのだから。
しかし、ティアラの目は死んでいない。瞳の奥の闘士は消えていない。勝つための手段を必死に組み立てている。
「あの指輪でクレイは呼べない?」
ティアラにはいざという時に使うとクレイに知らせることのできる指輪がある。材料が最上級の魔石なため、数が用意できないものであり、以前ティアラに自慢されたものだ。
「それはもう……試していますの。残念ながら、無効化されています。おそらく転移も回復魔法も使わせてもらえないしょう」
痛みを感じていないわけではないだろう。
ただひたすらに苦痛に耐えて、ティアラは平静を装っている。
そんなティアラをハクは真撃の眼差しで見つめた。
「策があるんだよね」
「ありますとも……私を誰だと思っているんですか」
「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そんなやり取りの最中、苦痛に淀んだ叫び声が響く――磔にされた国王のもの。
バリエゾが手に持ったクリスタルを国王の額に当てていた。
「うぐぅ、あぐぅ、ぐわぁぁぁぁ!!」
悲痛の断末魔。クリスタルはみるみる額に吸収されていき、国王の中へと収まってしまう。
やり終えて、バリエゾはさぞつまらなそうな顔でゲインを見据えた。
「はい……完了。文句ないでしょ。僕の獲物を取った罪は重いからな…………ブラスト、行くぞ」
「……あ、あぁ。へ、へへっ……」
そして新たな魔石を懐から取り出した。かと思えば、瞬く間にバリエゾとブラストの姿がその場から消え失せる。次元属性魔法【転移】を封じ込めた魔石であったようだ。
みすみす逃がしてしまう形となったが仕方のないこと。3対2の状態よりかは遥かにましである。
残ったのがゲインということに罵倒のひとつでも浴びせたい気分ではあるが……。
「白いの、3秒でいいです。時間を稼ぎなさい」
「……それだけでいいんだ?」
「十分ですわ。私の最大火力をお見舞いしてあげます」
傷を覆っているとは思えないほど美しく妖艶な表情でティアラは笑う。それは普段の、余裕のあるティアラのものだった。
それを受けて、ハクは一切の不安を断ち切りった。
全身全霊で魔力、気力を混じり合わせ纏っていく。
補助魔法は使えない分、『気力』でカバーするしかない。
――3秒だけ。
心中で復唱をした。
普段は1秒と掛からず魔法を発動させることができるティアラが3秒を欲している。
その3秒がどれほど重要なのか、ハクにはよく分かっていたからだ。
合図などいらなかった。
ティアラの魔力がうっすらと強まったのを感じて、ハクは床を蹴り付ける。
「はぁっ!」
そのままゲインとの間合いを一瞬に詰めた。放つ技はもっとも攻め手の速い【雷華柔拳】。
当てることは困難だろう。ここはゲインを1歩でも引かせることが重要なのだ。
ハクは音速の移動中でも、神経をすり減らしてゲインの動きに注視する。
なかなか動かない。ハクの掌底が迫ってもゲインは真っ直ぐにそれを見据えていた。
やがて雷速の攻撃がゲインを捉え――――ることができなかった。
当たったと思った瞬間、まるで蜃気楼のように揺らりとゲインの姿が消えたのだ。
消えたゲインの気配は既にハクの背後にある。
「【風車輪】!」
しかし、避けられるとわかっていたからこそハクの対応も早い。くるりと身体を回転させて、空を蹴り切り返し、そのままゲインを頭上から踵で蹴り落とす。
「っ!?」
だが、ゲインは悠々とそれを躱す。わかっていた――と告げているような軽い動作であった。もはやハクのことなど視界に収めていない。
「体術は誰が教えたと思っている」
無情で冷酷な低い声が耳朶を揺する。武術に剣術、魔術と、クレイと別れたあとの2年間ハクはゲインに鍛えられた。
しかし、ハクの原点となったのはふたりの存在があったからこそ。
ゲインの問いかけにムッとしたハクは叫ぶように言い放つ。
「クロ兄とクレイだよ!」
「――そうだったな」
呆れたような声色。
直後――ハクは真横に吹き飛ばされた。
巨大な重機で打たれたような衝撃――遅れて、殴られたことを認識する。
勢いは凄まじく、止まることなく城内の壁を貫通した。
左腕から半身の骨がボロボロで、ダメージも相当なものであった。
本来なら受けてはいけない攻撃の類。
しかし、この場に限っては、それでよかった。
「白いの、十分ですわよ」
約束の3秒が経過していた。正確には2とコンマ8秒。
王の間内部の空間が一瞬にして歪むのがわかった。
それは次元属性魔法の発動の成功を意味する。
次元属性魔法は発動してしまえば無効化されるリスクが極端に低くて厄介だ。だからこそ発動前に止めることがセオリーな属性魔法なのである。
それが発動したとなれば、ゲインでも止めることは出来ない。
しかし、その魔法の内容は予想だにしないものであった。
「【次元牢獄】」
歪んだ空間が一瞬で収束し、球体のようにティアラとゲインを取り囲む。
10級次元属性魔法【次元牢獄】――対象エリアを空間ごと断絶し、次元の狭間の世界に閉じ込めるという驚異的な魔法である。
次元の狭間とは、この表の世界と次元属性魔法を使った際に経由する仮に作成された裏の世界の間に位置する空間ことで、1度入れば元の世界に戻ってくることは出来ない場所である。
運良く表の世界に戻れたとしても、同じ時間、場所に戻る保証はない。時間に至っては1000年経過していることだってあり得るのだ。
次元の狭間に入るということは事実上の死を意味する。
ティアラはそんな危険な魔法を発動させたのだ。それも自分を含めた範囲で――。
「おい、何やってんだよ!」
動かない左足を引きずって、ハクは必死に叫ぶ。
そんなハクの姿に、ティアラはいつものように不敵に微笑む。
その笑顔でハクは全てを悟った。
【次元牢獄】は術者を含めた範囲でしか発動できない魔法であることを――。
そして、始めからそれを使うつもりであったことを――。
違えても、道ずれにする――そんな覚悟があったことに、ハクは気付けなかったことを……。
「クレイが悲しむよ!」
見えない壁がハクの進行を妨げる。
空間は既に断絶されていて、触れようとしても弾き返されてしまう。
目の前にいるティアラの姿がボヤボヤと揺れだす。
「――ハク、みんなを頼みますわよ」
直後、ティアラとゲインを飲み込んだ空間はどこかへと消え去った。
残ったのは、何事もなかったように進んだ時間と、王の間の空虚な静けさだけだった。
◇
黒、灰、紫と濁りあって淀んだ空間が、どこまでも果てしなくティアラの視界に広がっていた。
その世界に唯一、存在が許されたももうひとりの存在――ゲインが正面に立ち尽くし仮面越しにティアラを見据えている。
「はぁ――はぁ――」
【次元牢獄】を発動させた代償は大きい。ねっとりとした疲労感が体の芯から広がっていった。
境地に立たされたことで、次第に感覚が研ぎ澄まされていく。
氷針に刺された全身の痛み。喉を通る鉄の味。大きく聞こえる鼓動の音。目の前にいる宿敵の気配――。
ティアラは自らの実力が非常識であることを自負している。
屈強な兵士が束になってきても触れさせることなく無力化できる魔法力。
どんな不利な状況下に立たされても逆境することが可能な知力と判断力。
それを可能にする情報収集能力。
そして、それらを積み上げたことで得た経験と自信。
控えめに言っても優秀すぎる能力だ。
だからこそ、ゲインが放った一太刀でわかることがあった。
それは自分の実力を把握しているが故に悟ってしまったゲインとの決定的な実力差である。
ティアラはゲインの底が見えない深淵の力を理解しまった。
そしてそれは、いずれ敬愛する兄の前に立ち塞がり、弊害になることを意味する。
だからこそ、ティアラは絶対に逃げることのできないこの状況を作ったのだ。
「ここでの時間は無限ですわよ。始めましょうか」
ティアラは忍ばせていた【氷聖剣】を取り出して片手で構える。同時に魔力を体中に宿した。
「勝機のない足掻きは意味をなさない」
「この空間内で先程と同じことができるとでも?」
そう言うと、ティアラの傷口はみるみる元通りに塞がっていく。
魔法を発動させているのだ。
この断絶された空間内で魔法を使うとき、魔法陣を出現させる工程が必要なくなる。故に【斬魔封殺の極】で斬られることもない。
ティアラは背後から数百の巨大な【氷槍】を出現させた。
その全てはティアラの魔力によって制御されていて、ふわふわと浮いている。
「【空間断絶】」
そして【氷聖剣】を振り下ろす。
何もない空間を切裂く【空間断絶】――ゲインの立つ位置が真っ二つに避けた。
しかし当たらない。
ゲインは先んじて真横に移動して即座に躱す。
そのまま一直線にティアラとの間合いを詰め始めた。
「私を殺したら、とうとうこの空間から出られなくなりますわよ」
これはブラフである。ただ戻れる可能性があったとして、その方法は術者が生存していないと成立しないのが魔法の真理だ。
「――面白い」
しかし、ゲインは速度を緩めない。
ティアラのハッタリを見抜いているようである。
「【氷結世界】」
ティアラの周囲は瞬く間に氷漬けになった。
魔法陣を作り出す必要がないため、発動も早い。
これで殺せるなどという甘い考えをティアラは持ち合わせていない。
背後に控える【氷槍】をゲインの気配に向けて撃ち放つ。
その速さは雷を超える。
強固な魔力制御により実現した誘導式のミサイルであった。
「汎用性の高いいい技だ」
弾幕のような氷槍がゲインを襲う。
冷気によって白い煙が舞い上がった。
「っ……」
しかし、ゲインは数百ある【氷槍】をいずれも全て捌いていた。
死角から飛んできたものでさえ、振り向くことなく斬り裂いている。
「……化物ですか」
真っ赤な瞳でティアラが睨みつけると、ゲインは初めて目に見える魔力を宿した。
一瞬にして、ティアラの位置まで巻き込む膨大な魔力。
そして――。
「時間は有限だと知れ」
ゲインはひと振り刃を振るった。
ティアラは身体に纏う嫌な気配を感じて一歩後ろへ引いく。
すると、正面の空間が真っ二つに亀裂が入っていた。
先ほどティアラが使った【空間断絶】である。
「私の――」
直後、それが一種の囮であることをティアラは悟った。
間合いは既に詰められていたのだ。
その移動手段は脚力を利用したものでも、魔法を使ったものでもない。
ゲインは剣を突き出し、鋭い刃の先を胸元目掛けて突き放った。
【超・反射】のスキルを持つティアラにはクレイ並みの反射速度がある。
故に、すぐさまゲインの突きを躱そうと、横へ飛んだ。
「――っ!!」
しかし、剣先はティアラの体を捉え、不条理に身体を貫通する。
それは正面からの攻撃ではない。背後からのもの――ゲインの姿は未だに正面にある。
「【断末魔の剣】。お前の知らない魔法だ」
よく見れば、剣の刀身だけが虚無の空間へと刺さっている。
ゲインは刀身だけを転移させて、ティアラの背後に出現させたのだ。
しかしどんなに優れた技であっても魔法であることには変わりない。それならばティアラが気配を見落とすはずがないのだ。
「魔力も……」
ティアラは全身に脱力感を抱き、次第に動けなくなっていく。
突き刺さった刀身から魔力や気力を全て吸われているのだ。
喉の奥から激流のように上がってくる血が口元を伝い流れ出てくる。
強大な魔力量を誇るティアラだが、一瞬でほとんど吸い尽くされてしまった。
ぼやける視界。ティアラは最後の力を振り絞りゲインの仮面に触れる。
すると、仮面は剥がれて地面に落ちた。
「そういう、ことでしたか……」
ティアラは最後のあがきで皮肉な微笑みを浮かべた。
ゲインは鋭い視線でティアラを見据え、無慈悲な言葉を投げかける。
「……お前も退場だ」
その言葉で、自分の魂が死地に向かっていくことを悟った。
もう失うものなどない。
生命を維持するための魔力を使い、魂の炎を灯す。
「【断末魔の反発】」
それは今しがた見たゲインの技の応用。
ゲインの剣はその場から無くなりティアラの体は自由になる。
胸に秘めた微かな想いが意中に溢れ出てくる。
――私には、死ぬよりも怖いことがあります。
過ぎった記憶は前世のもの。
事故で兄を亡くし、絶望した自分の姿である。
――それは、最愛の兄を亡くしてしまうこと……。
あんな想いをしたくない。今世のティアラは切に願っていた。
――お兄様、私はお兄様のお役に立てましたか。
思い出されるはこの世界での出来事。
これまで過ごしてきた掛け替えのない思い出だった。
正面には魔力を左手に込めたゲインの姿――斬れないものはないと思わせるほどの見事な手刀。それをティアラ目掛けて突き出してくる。
――さようなら、お兄様。またいつか、別の世界でお会いしたいです。
「【精神――】」
ティアラが最後の魔法を発動させる前に、ゲインの無慈悲な手刀が胸元を抉った。
もう痛みは感じない。
ただただそれを受け入れ、人形のようにゆっくりとその場に倒れ込んだ。
――………………。
視界が遠のいていくのを感じて、ティアラは残った力で瞳を伏せた。
身体から出ていく血液の流れを繊細に感じとる。
魔力もない。気力もない。
ただ空っぽになっていく感覚が伝わってくる。
否、もう感覚というものはとうに存在しない。
次第に考えることができなくなる。
ふわふわとした思考がどこかへ消えていった。
これが死ぬということだろう――ティアラはそれを無意識に自覚する。
やがて、意識が世界から引き離されていく。
その刹那、ぽわぽわと暖かい何かに包み込まれるような気がした。
それはかつて思い描いていた空想上の幸せの暖かみに似ていた。
次が七章のエピローグです。
ご愛読、ブックマーク等ありがとうございます。
更新の励みとなっております。