劇作家
ゆっくり読んでくださいね
僕は売れない劇作家をしている博信
毎日、脚本の原稿とにらめっこしている
1日の大半は机の前で座っている仕事だ
まだ売れていない劇団なので収入もほとんどなく
彼女の香織に半分食わしてもらってる身だ
彼氏として、男として少し引け目も感じる立場だ
香織はアパレルのショップ店員として働いている
仕事から帰ってきたらご飯も作ってくれる
今の僕からしたら女神のような女性だ
いつかは劇団を僕の脚本で会場を満員にして
香織に思う存分にわがままをさせてあげたい
そして収入が安定したら香織と結婚したいと思っている
「ひろ」って香織に呼ばれる度に僕は幸せを感じる
香織ははたして僕と居て幸せなんだろうか?
劇作家という不安定な職業の僕を何も文句を言わずに養ってくれている
僕は迷惑をかけて居るのでは無いのだろうか?
考えれば考えるほど袋小路に入ってしまう
いつか必ず売れっ子の劇作家になってやる
路頭に迷った祈りみたいな感情を胸に抱いて
僕はまた原稿とにらめっこしている
香織、いつかお前を必ず本当に幸せにしてやるからな
それまで俺を見放さないでくれよ
香織!
愛しているよ
本当に愛しているよ
読んで頂きありがとうございました
よかったら別のも読んでくださいね
よろしくお願いします




