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災厄の生き様  作者: 火憐ちゃん
鬼編
116/122

酒盛り

私に休みをください

あとアニサマ最高でした(埼玉とおい・・・・)


今回は、バトルではなくその序章ですかね

そろそろ終わりも近いですし、更新も非常に遅いですが宜しくお願い致します。

喫茶店を出た後、2日の月日が経っていた

リーベが死ぬまであと一日といったところである


飛影は折角だからと酒でも飲みながら話そうかと思い、喫茶店を出た後直ぐに居酒屋へ駆け込んだのであるが身体は高校生程度、歳はお爺ちゃんと、身体は幼女、歳はお婆ちゃんである二人が行っても酒など飲めるわけがなかった


そのことに腹を立てた飛影は、一応リーベにデスキアは天界・魔界・人間界どの世界でも関係なくやってくるかどうかを確認して、埋め込まれた虫が探知機になっておりどの世界でも関係なくやってくることを聞いた瞬間に自由の効く魔界へと移動していた


つまり、現在飛影とリーベは魔界のメリアにいた

飛影は近いうちに絶対強者級での戦いが起こるということをセリエに伝えて、交通の不便になっている大岩がゴロゴロと転がっている山であれば良いとの返事を貰ったため、決戦場はそこになる

多少街に近いがセリエとしては、飛影がメリアに対して害を絶対に及ぼさないことと、最高大岩が粉々に砕けたら、最低山が粉砕しても良いような場所を提示していた


そして、メリアの対応は早くその山一帯を立ち入り禁止とし、その山に住んでいる動物達も追い出し中である

2日ほどの時間であるが、たかだが標高400m程の山であれば何でも世界一であるメリアの力があれば可能だ


そして自分達の都合で住処を追い出されるのは飛影として、気分が良くないため緊急と自分に言い聞かせてヘリオトロープを起動

縄張り意識が働かなくても良いところで、人の手が掛からない近場に全く同じ山を築いていた


そしてメリアの兵士達が頑張って動物達を誘導している中、飛影とリーベは居酒屋にいた


メリアであれば人間界とは違い飛影は顔パスである

年齢確認など必要ないし、飛影の知り合いであれば年齢確認などされない


飛影達がいるのは、値段も手ごろで酒の種類が世界一である居酒屋である

酒の種類は10000種類を越えており、一生をかけて世界のお酒を飲むことができると豪語している店である


さまざまな酒が置いてあるので酒の種類の好き嫌いもないため、飛影お気に入りの店であった


「けど…驚いたわねこの店…世界一を名乗るだけはあるわね…」


その店・グランスカイプは24時間営業である

そして、40時間ほど居座っている二人


そのような客も珍しくないが、飛影とリーベの違うところは40時間飲み続けていることである


40時間居座って飲み続けていても、決して底をつかない種類

リーベは赤ワインが見た目が血に似ているので好きなのだがワインだけでも1000種類を揃えているこの店では40時間程度では1周回ることはできなかった


ちなみにであるが、この二日間は飛影が1000万程のお金を先に渡しており来る客は全てタダで飲み食いしている


「だろ!?人間界には無いぜこんな店!!何しろセツネと俺が企画した店だからな!!!既に開店してから100年は経ってる!!」


40時間も経つと、リーベだけの話ではなく飛影の話も既に終わっておりある程度の人生物語を共有し終えていた


『魔王様とメリアに乾杯!!!!!!』


所々に響く乾杯の音頭

これで何十回目かと、数えるのも億劫になるほどである


「貴方かなり人気ね…流石に魔界の魔王は伊達じゃないのかしら」


「まぁなーメリア限定だけどな!!他の国だと名前は知れてるけど顔は知れてないからこんなことはまず起きない」


飛影とリーベの目の前に置かれているつまみ

これまで食べた分を含めると100種類は超えている

全てがグランスカイプの置いてあるつまみではなく、グランスカイプ店員が魔王様がいらっしゃったということで、近隣の全ての店舗に協力を願って作られたものである


「私、お酒はいくらでも入るけど御飯はそこまで食べれな…」


常に専属で店員が酒で一人、つまみで一人こっそり目を光らせてるため空きそうになったら直ぐに聞きに来るという完全体制であった

そして度々訪れるリーベの死

慣れた飛影は倒れる寸前に、料理をリーベの倒れる先からどかす


「ふむ」


(…デスキア自体はリーベの話を聞く限りちょろいとしても、それはデスキア単品の場合なんだよな…複数いたときにどうやって王様(デスキア)を狩るかな~…仮に二人組みでも一人がギルギアクラスだったらその時点で殺しに行くのが不可能になる…逆に殺される可能性が高くなる…最善はデスキア単品、最悪はデスキアと同等のやつとの二人組みって所かな…その場合は命を捨てないとリーベは救えない…まぁもっとも最悪なのはギルギア級のやつが組んでたらだけど…その場合は逆に楽しそうだ…やべぇ椿に黙って来ちゃったぁ!!俺が死んだら椿も死ぬからなーリーベが死んでからまだ5秒か…今日は大体5分くらいに延びたから…取り合えず椿のリンク先候補を決めないと)


寄生者である椿は宿主である飛影が死ぬと、元の光の球体へと戻る

ポケットから人間界への転移札を取り出すと直ぐに転移する


転移先はいつも通り自宅の庭である

椿とのリンクを辿って飛影は真っ直ぐに向かう


(取り合えず、リタかな…強いし)


寄生者のことを調べた飛影は、寄生者へのリンクを増やすことができることを知っていた

携帯電話と同じである


携帯電話にはプライマリアンテナとセカンダリアンテナが内蔵されている

基本はプライマリアンテナを使用するが電波は若干の条件の違いでセカンダリアンテナの方が電波捕捉が良くなる

その時にプライマリアンテナとセカンダリアンテナを切り替えてセカンダリアンテナで動作することができる


それと同様に寄生者にもプライマリリンクとセカンダリリンクがあり、プライマリリンク先が死ねば自動的にセカンダリリンクに接続してセカンダリリンクから魔力需給を受ける


実施するには反則級では不可能な強引な魔力操作が必要であるが、絶対強者級である飛影はその条件をクリアしている


時刻は深夜


周囲を刺激しないようにクロイツを使用して自身の魔力を探知できなくする

そして、熟睡している椿の寝室に侵入する飛影


「死んだら悪い」


椿へ謝罪の言葉を呟いて、飛影は準備を始める

直線距離でのリタの距離を把握

手順を頭の中で反復


そして、魔界への転移札を発動してから全力の魔力を解放する


自身と椿のリンクを確認

リンクの魔力線を強引に半分に千切ってリタへと放つ


「!?」


リタに確かにリンクがつながれ、リタが気配を感じて飛び起き椿の部屋へ突入する直前に飛影は魔界へと戻っていった


(よし!!準備完了ー)


飛影は、グランスカイプに戻るとリーベをおぶって、店から出る

目的地は決戦場である


「あと14時間ってところか…こっちの準備は万端だぜデスキア」


死ぬかもしれないというのに飛影の笑顔は強敵を求めている強い眼をしていた


============================================================================


「あ~長かったよーようやくリベリアが死ぬよ」


天界のある世界

リーベに虫を付けたデスキアが肩を伸ばす

金髪の青年

顔は整っているがブルーアイがくすんでおり、更に髪から虫がわさわさと生えているのが特徴である


「100年か…つくづくあの化物の認識を改めさせられる」


そして、デスキアへ話しかける協力者

鎧を身に包み顔は判断できず、寝るときでも離さない背中に括りつけた大剣がトレードマーク


「あの虫は一匹しか出せないから本業ができなかったけど、ようやく本業に戻れるよ…ありがとうカルテ、キミのお陰で僕は退屈しない100年を過ごせたよ」


絶対強者級でデスキアよりも強い存在、カルテ


飛影自身が命を捨てないと救えないといっていた状況がここに整っていた


私に休みをください

大事なことなのでry


次話はデスキアとのバトルではなく、ちょっと外れます

作者はあきのんが好きなので多分それ関連かな~って


あと、最近OFAで時間が削られてしまいましてね。。。

まぁOFAなので許してください。


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