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災厄の生き様  作者: 火憐ちゃん
氷の悪魔編
109/122

文化祭準備

文化祭シーズンは過ぎてしまいましたが、文化祭です


文化祭…作者は人生ゲームやヘリウムガスで遊んだり・他の文化祭に行った記憶しかありません

あ~青春していないですね~

ヘリオトロープの副作用から1週間の月日が経っていた


パーティをしたり、アユリに魔界を案内したり、人間界を案内したり、文字を教えたりなどしていた飛影は約10日ぶりに学校へと向かう

飛影の興味は当然ながら文化祭である


騒げる口実は何にせよ大好きで、更にそれが祭りであるということから登校中から飛影のテンションは高かった

はしゃぎ過ぎて警察から、軽く説教されたほどである

(しかし、実際に警察に説教されたのは偶然一緒にいた彗であり、飛影はどこかにいってしまっていた)


そんなこんながありながらも、朝のHRの時間になる

常日頃からまともに話を聞かない飛影だが、一般人であるはずの教師の話に耳を傾けていた


東東高校は、地位の高いものがダドマであることもあり、文化祭にはかなりの時間を使用できる

2週間前にも関わらず、午前は全て文化祭の準備に時間を使っても良いことになっている


「リターちょっと、計画見せてー」


欠席していた飛影は当然文化祭で何をやるかは知らず、更に計画表であるプリントも持っていないため必然的にリタへと声をかける


「はい!任せてください!!こんなこともあろうかと、きちんと飛影の分をコピーしています!」


飛影に見損なわれた発言を受けたリタは、それから真摯に飛影の補佐をしていた

リターの時点で既にプリントを机から引き抜き、飛影の用件を全て聞き終えてからプリントを渡す


「さすがリタ!」


「っ!!」


プリントを受け取った飛影

見損なった発言を忘れている飛影としては、さすがだなーレベルの一言であったがリタにとってその一言は特別すぎる言葉であった


(こ…これで信頼を取り戻せたはず!!!…はっ!!気を引き締めていなければ!)


「いえいえ、私は飛影の【補佐】ですから!!」


思考では真面目であったが、表情は笑顔であった


「さて…と」


飛影は机に脚を乗っけて、スイッチを切り替えてプリントを眺める

メリアでいくつもの政を行ってきたため、その瞬間スイッチが切り替わる


高速思考と、速読を用いて5秒で内容を把握する


内容としては、

学校での人気No.1のリタと授業妨害をあまり受けない他クラスから人気の飛影を前面に出した執事メイド喫茶である

メニューは

ドリンクが、アイスコーヒー(ペットボトル)、オレンジジュース(ペットボトル)、紅茶(安い茶葉)各300円

フードが、パスタ(ミートソース)、お菓子盛り合わせ(スナック菓子)各500円


「…」


(売り上げランキング1位で100万か…しかも割るんだし、あんまり美味しくないな…うーん、駄目だ…やる気無くなった…いってこよ)


飛影は立ち上がると、そのまま教室を出て行った


クラスの者達は、いつものことだと考えていた

最悪、飛影がいなくともリタがいればなんとかなるという考えである


10分後


飛影が再び教室に戻ってくる

どこかやり遂げた顔であった


席に座ると同時に、全校放送が流れる


[あー最古だ、文化祭での報酬が変わったからその連絡だ、いつもなら100万だけど今回は超高級旅館での4泊5日温泉旅行券にする。金額にしたら一人20万くらいか?しかも、その温泉旅行中はいつでも構わない。平日でもいいしその間は公休として扱う。旅行券売ってもいい]


『うぉぉぉぉおぉおぉおぉぉぉおぉぉ!!!!!!!!!!』


生徒達の雄叫びで校舎が震えた

約3万が、20万に格上げ

更に温泉旅行中は公休である


100万よりも単純計算で7倍以上の価値がある


(あいつ…何してたかと思えばこれか!!)


飛影が教室に入ってきたときのやり遂げた表情の意味を理解した彗

彗としても、この報酬格上げは願ったり叶ったりである


[あ~あと、クラスで6人まで助っ人呼べるようにしたから。助っ人もその温泉旅行権利はあるぞ。有名人とか好きなやつ呼んでもいい]


ダドマはそれだけ言い残すと、放送が切れる


それを合図に飛影は立ち上がり教卓へと移動する


「さて、じゃあ企画が評価も出来ないような屑だから計画の練り直しから始める」


それは、飛影が初めてクラスの者を含めて話した言葉である

唯の一般人にはまるで興味が無い飛影は、クラスの者と会話したことがない


だが、今の飛影はスイッチを入れている

国を盛り上げる企画作りのときのスイッチをである


当然メリアの企画作りといえど、その中には飛影にとってその他大勢は多々いるがそのスイッチが入ってしまえば関係無くなる


「とりあえず~こんな感じかな」


ちゃちゃっと慣れているように黒板に計画を記載し始める


■目標

売り上げ:100万(一日)


■概要

メイド・執事喫茶


■助っ人枠

全部俺が使う


■役割

料理   :俺

客寄せ  :助っ人2名

客対応  :リタ、俺、彗、助っ人3名

準備   :俺

チラシ作り:助っ人1名


■メニュー

ドリンク(各種300円)

・コーヒー

・紅茶 (ミルク・ストレート)

・オレンジジュース


フード (各種300円)

・パスタ(ミートソース・カルボナーラ)

・チキンカレー

・オムライス


デザート(300円)

・ケーキ(初日:チョコケーキ、2日目:ショートケーキ)


写真撮影

・2ショット(500円)

・2ショット以上(一人増えるごとに+200円)


■備考

時間性有り

1組:料理が運ばれてから15分


「以上、反論あるやつは論理的に言え。あぁちなみに気に入らなければそれでいい、部活にも同様の権利が与えられると聞いたからな、気に入らなければ部活作るだけだ。お前らに問いたいのは一つ、勝つ勝負にのって何もしないのと、負ける勝負を挑んで文化祭を行うどっちがいい?」


飛影の笑顔は、いつもの面白いことを考えたような笑顔でも、本心からの笑顔でもなく、威圧的な笑顔であった

生徒達にとっては、苦渋の決断である

文化祭の準備という青春の1ページを作れないが確実に20万勝つのと、青春の1ページを作るだけに終わるだけか


静寂が広がった教室で彗が手を挙げる


「あ~2ついいか?今この場で発言して決めるのじゃなくて、やるかやらないかは無記名のアンケート形式にすること。あともう一つは助っ人誰だ?」


彗として一つ目はもはやどうでもいい。勝つ勝負に乗る気であり、更に文化祭を謳歌できるからだ

しかし、二つ目が肝心である。その二つ目次第では自身に苦労がくる


「一つ目採用。二つ目は、な・い・しょ」


あははと笑う飛影


「ふざけんなコラァ!!助っ人次第だと俺がすげえ(必死に異常を隠すのに)ストレス溜まるんだよ!!!全部吐き出せや!!!」


既に、時々胃が痛くなってきた彗

死活問題である


「しょうがないな。客寄せは椿と黒鋼、客対応はシーレイとアンジェレネと優希、チラシ作りは杏だ」


執事メイド喫茶の客寄せとして、

整った顔立ちの男子である黒鋼と、既に校内でも人気のある椿

チラシ作りとして、

ただのチラシにハイテクノロジーを駆使して作るであろう杏

客対応は

可愛いアンジェレネと、何でもこなせる優希と、


「え?シーレイですか?」


無記名アンケートのために、ノートを綺麗にカットしていたリタが突っ込みを入れる


「シーレイはマジで必須だ!俺はシーレイを呼ぶためには枕になる覚悟はある」


未来確知で、いつ客が来てその客がどんなメニューにするかを知る為にシーレイは必須である

事前に料理を作り始めていれば、回転率向上に繋がる

そんな面倒なことを、睡眠欲がぶっちぎりのシーレイに頼むには何かしらの犠牲が必要だ

ヘリオトロープの副作用など言われれば悩むが、枕程度であれば飛影は構わなかった


(…まぁまともだな…不安要素が一人いるが)


彗も助っ人の内容を聞いて理解して、アンジェレネ以外に行動が危ういのはいないとわかるとそっと一安心する


無記名アンケートの結果

賛成多数により、飛影の案が取り入れられた



「まぁ、他のクラスとか部活の手伝いすればいいんじゃないか?助っ人枠に入るかもしれないし、青春できるだろ」


彗が、飛影にクラスの他の生徒に対しての対処はどうするかを聞いた時の返事である

一応は、スイッチ入っていたので他の生徒のことも考えていた飛影であるが、それを伝える気が無かったため、伝えたのは彗であった



【おまけ】

飛影の企画は、すぐに校内に広まった

すると昼休みに、秋野が涙目で教室に入ってきて飛影の襟首を掴んで揺らす


「飛影先輩の馬鹿ぁぁあ!!なんで私を助っ人にしてくれんないんですか!!!?」


「落ち着け!!俺は今食事中だ!!」


「うぁぁぁぁぁ!!温泉旅行行きたいです!!!」


「だから、揺らすの止めろ!!!!」


「先輩のばかぁぁ!!」


「いや!!秋野!!秋野さん!!?お前のこともちゃんと考えてあるから!!仲間はずれとかしないから!!だから揺らすな!!!」


「ほんとですか!!?」


「温泉旅行のプランまで考えてるから!!!おっ止まった…ちゃんと彗と二人っきりになれる計画作ってるから」


「ほんとですか!!!?」


「揺らすの再開すんな!!!」



飛影は、企画モードに入るとスイッチが入ります


メリアではもっとマシなのですが(メリア国民多数、旅行者少数)、今回は学校(気に入っているもの少数、その他大勢多数)なのでそこそこ冷たいです


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