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災厄の生き様  作者: 火憐ちゃん
氷の悪魔編
103/122

最後の晩餐その1

前書きを何書こうかは最近の悩みです

というわけでネタが切れたため、近況報告です


アクセス数:15万

ユニーク数:2万5千

突破しました。

見てくださっている方々に感謝であります。


前作のハチャメチャ魔王は、

アクセス数:41万

ユニーク数:3万6千

と、まだまだ負けていますが頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。


あと、このキャラのこんな話が見たいなどのリクエストがあれば是非是非教えていただければこれ幸いかと


東東高校の保健室に椿はいた

比較的に怪我やサボりが少ないためか、暇すぎて読書中である


「暇だな~飛影はどっかいったし~…」


一冊読み終わり、棚にしまうとベッドにダイブする


「飛影みたいにポンポン馬鹿みたいに面白いことなんて思いつかないし…とりあえず、今日はそろそろ帰ろうかな~」


時刻は17時

彗と秋野の特訓結果はまさかの0回成功という結果に終わったことを椿は知らない


完全下校時刻は18時のため、本来であればあと1時間は残らなければならないが今日はもう来ないだろうという椿の予測である

帰宅のための準備を済ませて高校を後にする


(う~ん、優希ちゃんとTVゲームでもしようかな…でも優希ちゃん強いんだよな~こないだ格闘ゲームをやったんだけど、無限コンボだっけ?そんなのやられてパーフェクト負けしたからな~)


東東高校から飛影の屋敷はそれなりに近い

考えながらであれば、一瞬ともいえる体感で帰宅する


「ただいま~」


「おかえりなさい~!!」


椿を迎えたのは絶賛ゲーム中の優希であった

飛影の生放送を見るために購入した100インチの超巨大テレビで格闘ゲームをやっていた


「ふっふっふ弱い弱い弱い!!」


画面に映し出されているのは、優希の操るキャラが一方的に相手キャラをボコボコにしている映像であった


「相手はCPUなの?」


「いえいえ~オンラインで全国対戦中ですよ~…ようは相手も人で世界中の人と戦ってるんですよ」


「へぇ~凄いね~私にはさっぱりだよ」


違う相手と対戦していたが、同じように優希の一方的な試合であった


「コパン見てから余裕です!!ってやつですね!!」


(コパン?)


優希の言葉がよくわからない椿であったが、集中しているようで声はかけ辛い


「あれ?」


時刻は17:35

いつもであれば、優希は夕食の準備中である


帰宅すると美味そうな匂いが迎えてくれていたのであるが、今日はそんなことはない


「優希ちゃん、夕食は?」


「へ?」


ピタリと優希の動きが止まると同時に、画面のキャラの動きも止まる


「あ………」


逆に優希の使用していたキャラにコンボが叩き込まれて負けてしまった

これで初黒星となってしまったが、優希としてはそんなことはどうでも良かった


「忘れてました!!!!…ひ…飛影さんに怒られる!!」


飛影自身もTVゲームは好きなようで、優希のゲーム購入に特に何も言わなかったが最低限働けとは言われていた

これが露見すれば、飛影からゲームは一日1時間などというルールが付けられてしまう

それを想像しただけで顔面蒼白となる


「いや…まぁ今飛影いないからいいけどね…今日も私と優希ちゃんだけだし」


「よし!!セーフ!!!!!!!!」


大きくガッツポーズをとる優希

安心したように笑いながらゲームを止めて片づけを始める


「あれ?黒鋼さんと、アンジェレネさんと、シーレイさん、杏さんはわかりますけど…リタさんもですか?」


優希が認識している内容は

黒鋼・・・・・和菓子ツアー

アンジェレネ・同上

杏・・・・・・ラボで研究

シーレイ・・・日向ぼっこ場所探し

飛影・・・・・どっか出かけた(New!!)

だけである


リタもいつも通りに帰宅するものであると考えていた


「リタちゃんは、飛影の補佐として完璧にやるために少し泊まりに行ってきますって…詳しくは聞いてないけどね」


そのリタであるが、飛影からの〈彗のサポートをする〉という命令を完璧に実行する為に彗の家に泊まりでサポートをしている

実は、リタからはきちんとその情報は伝わっているのであるが、秋野に万が一にも伝わっていけないことであるため、口が軽そうに見える優希には伝えないだけである


「りょーかーいですー椿さんは何か食べたいものありますか~?夕飯の買出しも忘れてたので今から買ってきますけど」


「あ!!…丁度いいや!!今日は私に夕飯作らせて!!久しぶりに料理したくなっちゃった!」


飛影が聞いたら全力で阻止するであろう言葉

しかし、悲しいことに椿の料理の実力を知らない


「わっかりました~!それでは一緒に買出し生きましょー!」


「わかった!今日は頑張っちゃうよ!!」


何度も言うが、飛影が聞いたらその危険性を事細かに説明して、何とか他の者からの賛同を得て自分で作るような出来事が起きようとしているが、酷く悲しいことに優希はそれを知らなかった


==========================================================================


(何か…嫌な'余勘'がしたが…まぁ今それを気にする余裕はねぇな)


相対するアユリと飛影

氷の冷気と炎の熱気が魔力を解放するだけで周囲を侵食していく


「へぇ…」


不敵な笑みを浮かべるアユリ

今まで何度も炎の魔族にあったことがあるが、例外なくアユリが魔力を解放するだけで相手は氷付けになってきた


しかし、互角である

冷気と熱気がぶつかりあい、相殺している


(…魔力は互角…面白いわね)


飛影はいつも通りに、まずは相手の実力を知る為に魔法を使わずに接近する

それと同時にアユリも動いた


飛影の拳をアユリがいなし、お返しとばかりに蹴りを放つ

アユリの蹴りに合わせるように、いなされ体勢が崩れた飛影の蹴りがぶつかり合う


「はは…」

「ふふ…」


二人して笑いあいながら蹴り脚に力を込め続ける


(威力は互角…じゃないわね…体勢の不十分なハズの蹴りで互角…しかも押されてる)


攻撃力最強である飛影の力

補佐を含めた魔王の中でも郡を抜いている

そんな飛影と力の押し合いになれば結果は当然アユリの脚が徐々に押されていた


「っち!」


力比べは不利と見極め、後方へと跳躍し距離を離す


「逃がすか!!」


それを追う飛影

二人の距離は離れることも近づくことも無かった


(速さは互角ってとこかしら…完全な近距離タイプね…)


アユリが感じたことは飛影自身も感じたことである

飛影の予想では、世界が滅ぼせる絶対強者級程度

カガリが言っていたような規格外の絶対強者級とは思っていなかったが、十分に規格外であった


(う~む、これは不味いな…相手のホームグラウンドだし俺が周囲を気にしないで、全開で魔力を解放したってのに氷が解けやしない…魔力も大体互角、速さも互角、力は上回っている…技次第だけど圧倒的な差がなきゃ魔法使われるとやばいな…)


戦いには有利な場所と、不利な場所が存在する

飛影は、火山の火口付近や強風の環境などの魔法が使用しやすい場所が有利である

炎舞は、酸素を変換して炎に変える

風華は、風を生み出し操るため

逆に寒い場所や、宇宙空間のような空気が無い場所が不利な場所である


アユリにとっては

火口付近などの暑い場所が不利な場所

今戦っている極寒とも言える場所が有利な場所である


そもそもとして、相手のホームグラウンドで戦うことが愚の骨頂であるのだが、そこまで深く考えなかったことと、楽しければそれでいいという飛影の考えによって不利な状況になっていた


接近戦で魔法を使わずに、拳と蹴りが放たれ、互いに防ぎ回避している


(ちっと試すか)


アユリの拳

無数にも及ぶ乱打の中

飛影はその拳に触れる


「っ!?」


瞬間アユリの身体が宙を浮き、氷の地面に叩きつけられていた


「かなり痛いぜ!!!」


ただの拳といえど攻撃力最強、叩きつければ日本でいえば都道府県の一つ程度は平気で滅ぼせる威力をもつそれを叩きつける


《魔氷・盾》


危険を感じたアユリは魔法を発動

床から氷が伸びて飛影の拳と激突する


「中々やるじゃない…」


「まじか…」


飛影の全力の拳はアユリに届くことはなく、氷に防がれていた


《魔氷・氷柱》


「っ!」


飛影は全力でその場から跳躍

先ほどまで飛影がいた空間に地面から氷柱が生え、空間を突き刺していた


「ようやく本番ってとこか」


避け切れなかった脇腹がわずかに出血する

飛影が警戒する中、アユリはゆっくりと立ち上がる


「貴方の実力は大体わかったわ…正直に言えばただの肉弾戦じゃ勝てないわ…でも私たちは魔法使い…なら魔法を使わなきゃね」


「…その通りだな」


《炎舞・拳》

《風華・玄武》


飛影の手に無炎が燃え広がり、風が飛影の周囲を纏い、絶対強者級の魔法使いの全力バトルの本番が開始される


前書きと同じように後書きもネタが切れました


頑張ります!!




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