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ガグメデとヤマト

気がつくと、満面の夜空が目に入る。

ヤマトは森に倒れていた。


「目が覚めましたか。」


声のした方を向くと、ガグメデがいた。

身体には葉っぱが巻かれている。

薬草だろうか。

「君が手当てしてくれたの?」

「はい。」


ガグメデが、ルリにやられた傷を手当てしてくれたらしい。


近くで、子供の声が聞こえた。

見ると、ガグメデのような肌の色をした子供が3人程走り回っていた。

「あれは私の子供です。」


!?


あまりの衝撃にむせ返るヤマト。

こっ、子供?

もしかして、寝てる間に…

「あの子達は私1人で生み出したものです。あなたには何もしてませんよ。」


よ…良かった〜

ヤマトは安堵した。


「あ、ありがとう。手当てをしてくれて。」

「いえいえ、私の方こそ、あの人達から庇っていただきありがとうございます。でも…」

ガグメデはバツが悪そうな顔をする。

「私のせいで、あなた方の間に亀裂が…」


そう、ヤマトはトゥインシュ達と戦闘をした。

戦闘、というほど互角に戦ってはいない。ルリに一瞬でやられてしまったが。


これからどうするか。

ヤマトは考えた。

「僕、戻るよ。皆の元へと。」

「そうですか。寂しいですね。」


(寂しい、という感情が湧く程一緒には居ないはずだけど…)

ヤマトは傷が治ってからトゥインシュ達と合流することにした。

お互い戦闘になったが、分かりあえるチャンスはまだあると思ったからだ。


「君はどうするの?」

「子供達を増やして、小さな村を作り、そこで暮らそうと思ってます。」

ガグメデが大人しくしてくれていれば、きっと大丈夫。

お互いに傷つけ合うこともないだろう。


そう思っていた矢先。


「!?…これは…!」

恐ろしい生命力を感知したヤマト。

「どうしたんです?」

「この力は…ヒノボリの方だ…!セツナ!」


ヒノボリの方角に、恐ろしい生命力を感じ取った。

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