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ガグメデ

強力な生命力を宿した「それ」はトゥインシュや提督達の前に姿を現した。


「…はじめまして。私の名はガグメデ。以後よろしくお願いします。」

女性のような声だった。

肌の色は黒く、人の形に似ている姿をしている。

「おぉ!完成したぞ!実験は成功だ!」

提督はガグメデと名乗る「それ」に近づく。

「ガグメデとやら。目障りな人間やトゥインシュを滅し、その力を見せてみよ。」

「お断りします。」

食い気味に、そう答えた。


「…はぁ?今何と言った?」

「お断りします、と申したのです。私の敵は、」

そう言うとクロージュと提督に向かい蹴りを放つ。

「あなた方です。」

急な事に驚く提督。

いや、驚いているのはトゥインシュやアネモーシュ軍も同じだった。


「どういう事?」

「同士討ちか?」

ヤマト達は訳が分からなかった。


「貴様の敵は向こうだ!ガグメデ!」

「いいえ、あなた方です。」

提督を相手にしても圧倒しているガグメデ。


ルリとエギスタがあんなに苦戦したのに…

ヤマトは戦いを見ながらそう思った。

「あの体捌き、並大抵じゃないです。」

「そだね、凄いと思うー。」


「これでっ!」

ガグメデの踵落としが提督に決まる。

兜にヒビが入った。

「バカなっ…これほどとは…」

「あらま、まずいねぇこれ。」

「終わりですね。」

ガグメデが貫手で提督を狙う。


「がふっ…貴様ぁ…!」

見事に貫手が決まり、提督の腹部には大きな穴が空いた。

エギスタやルリの与えたダメージも、勝利に貢献していた。

「許さんぞ…貴様ぁ…!ジャキュラムに歯向かってただで済むと思うな…!」

そう言い残し、提督は姿を消した。

あの鈍重そうな見た目に反して逃げ足が速い。


「さて」


ガグメデがトゥインシュ達を見て、

「これでお話ができますね。」

そう言った。

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