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激突前の思考

今回も閲覧いただきありがとうございます。

「オラオラオラァ!!!さっきまでの余裕はどうした!!!」

「うるさい虫ですね。」


 蟲人はヴァージャへラッシュを叩き込む。

 ヴァージャはそれを防ぎつつ風刃を飛ばす。


「効かねぇなぁ。」

「ならば防ぐのをやめてはどうです?」

「……減らず口を。」


 お互いに一度距離を開けて様子を伺う。


(さてどうしますか。)

(さてどうするかな。)


 思考を巡らせる両者。


(守るという事は当たればダメージにはなるでしょう。狙うならやはり関節付近でしょうが。)

(奴の防御壁をぶち破れさえすれば。奴の魔力切れを狙うか、いや恐らく先にこちらが尽きるか。)


(疲れるからやりたくはないのですが、仕方ないですね。)

(こっちもきちぃが、んな事言ってられねぇか。)


 両者共に相手を睨み付ける。


「最後の警告です。投降しなさい。」

「こっちのセリフだ。」


「仕方ありませんね。」

「仕方ねぇな。」


「後悔しなさい!」

「後悔しやがれ!」


 両者は再度体制を立て直し、最後の激突をする。

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