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銀髪翠眼のエルフ

今回も閲覧いただきありがとうございます。

「異常があったという森はこちらですか。」


 郊外に広がる森林地帯。

 そこに佇むエルフ。


 長い銀髪に翠眼。

 彼もゾディアックと同じSランクを冠する冒険者。

 名を深碧のヴァージャ。


「魔力検知では特に異常は無し……ですが、何か嫌な感じがしますね。」


 じっと森の奥を見つめるヴァージャ。

 森の入口は、不気味に招き入れるように口を開けている。


「ここにいても仕方ありませんね、行くとしましょう。」


 ヴァージャは少し考える素振りをしたが、すぐに森の中に入っていった。


 ◇◇◇ ◆◆◆ ◇◇◇ ◆◆◆ ◇◇◇ ◆◆◆ ◇◇◇


「特におかしい所はなさそうですが。」


 ゆっくり森の様子を観察しつつ奥へ進んでいくヴァージャ。

 隠蔽魔法により、森に住むモンスター達は彼に気付かない。


「モンスターについても特に問題はなさそうですが。」


 手元の本を開くヴァージャ。


「開示せよ。」


 本はヴァージャの指示通りに情報を空中に映し出す。

 森のモンスターの数、縄張り等、記載されているあらゆる情報が示される。


「ふむ、まだまだ奥があるようですね。まぁゆっくりと行きましょうか。」


 のんびりとした様子のヴァージャ。


「なかなか森でゆっくりすることもできなくなりましたからね。ついでにのんびりしていきましょう。」


 エルフは元より森から力を受ける種族。

 森は彼らの家と言っても過言ではない。


「そのためにも、さっさと元凶を潰さなければいけませんね。」


 のんびりはしているが、その目はしっかりと獲物を探す冒険者となっていた。

 周囲の警戒は怠らず、しっかりと踏みしめて進んでいく。


「さて、何が出ますかね。」


 どこか楽し気に進んでいくエルフの姿がそこにいた。

今回からはヴァージャ編となります。

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