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VS 毒蛇

今回も閲覧いただきありがとうございます。



「じゃあ後はお願いね~。」


 言うが早いが、小柄の者は消える。


「むぅ、完全に消えたか。」


「シャアアアアアアアアアアアアア!!!」


「喚くな。」


 ゾディアックが戦斧を一振りすると蛇のモンスターの頭部を切断する。


「全く、この程度のモンスターで我の足止めなど。……む?」


 ゾディアックが異変に気付く。

 確かに頭は飛ばしたはず。


 しかし、モンスターは倒れない。

 そしてその切断面からは紫の泡が溢れ。


「頭が再生したか。……生命力だけは厄介ということか。」


 蛇のモンスターの頭が再生。

 しかも、先程までと違い二頭となった。


「シャアアアアアア!!!」

「キシャアアアアアア!!!」


 二頭は襲い掛かりつつ、片方からは毒を飛ばす。


「ふむ、二頭になり少しは芸達者となったか。しかしまだまだ遅い。」


 ゾディアックは軽く毒を受け流し再度戦斧を振るう。

 その一振りで二頭は弾け飛ぶ。


「……面倒だな、いっそ全て潰すか。」


 三度再生しようとする蛇に対して、ゾディアックは戦斧を握りなおす。

 そして大きく構えてそのまま振り下ろす。


「すまないが器用な事はできんのでな。」


 地面に割れて衝撃が走る。

 凄まじい音を上げ、衝撃波が蛇を襲う。


 蛇の全身が弾け飛ぶ。

 断末魔すらそこには残らない。




「……ふぅむ。」


 ゾディアックが鼻をひくつかせる。


「しつこい奴だ。」


 ゾディアックが睨む先。

 その先には飛び散ったモンスターの破片。

 それらからは、紫の泡が噴出している。


「この数が再生するとなると厄介か。」


 ぶくぶくと嫌な音を立てて再生していく破片。


「全く面倒だ。しかし我の失態でもあるか。」


 ゾディアックは心底面倒そうに溜息をつく。


「はぁ、さっさとまとめてかかってこい。再生できなくなるまで叩き潰してくれる。」


 やれやれといった様子のゾディアック。

 身体こそ小さくなったが数が増えた蛇のモンスター。


「我に傷の一つでもつけてみるんだな。」


「「「「「キシェアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!」」」」」」


 モンスターの咆哮が、第二ラウンドの始まりの合図となった。

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