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一般人の異世界転生 俺にもチートください  作者: ダイ
チートのない転生者
1/41

俺にもチートください

閲覧いただきありがとうございます。

異世界転生しても力や知識が一般人だとどうしようもないんじゃないか?

との疑問が前からあったので、それらを思うままに書いていこうかなと思います。

 異世界転生。


 誰もが一度は憧れる事だろう。

 かく言う俺もその一人だった。




 異世界転生といえば都合の良いチートであるとか、元の世界の知識を使って好きな事をとか色々ある。

 そう思っていたさ。


 だが考えてみろ。

 もし強い力を手に入れたとして、それで実際に戦えるかは別問題だ。

 仮に武道を経験していたとしても、実際に命のやり取りをした事がある人間なんて早々いないだろう。


 人間なんてちょっとやそっと鍛えたぐらいじゃ、猪や熊には勝てないんだ。

 それがファンタジー世界のモンスター相手じゃ尚更だ。

 喧嘩もろくにしたことないような普通の社会人が、いきなりモンスター相手に剣持って戦えるかってんだ。

 そもそも一般人が剣持っても扱える訳ないだろうが。




 じゃあ知識面はどうだってなるが、これも否だ。


 例えば電子レンジ。

 日常的に使用してるが、あれがどういう理屈でどういう構造でどのような工程で作られているか。

 それをしっかり説明できる人間がどのくらいいるだろうか。


 ましてやそれを、文明レベルが追い付いてないファンタジー世界の人間相手に伝達できるか。

 答えは否だ。

 説明した所で何言ってんだこいつってなるのがオチだ。

 俺だってそう思う。




 そんな訳で、俺は異世界で雑用をこなして日銭を稼いでいる毎日を送っている。

 食堂で皿洗い、畑を手伝ったり溝掃除をしたり。


 この街の人達は見ず知らずの俺にも優しくしてくれている。

 その点は元の世界より住みやすいかもな。


 まぁ朝から晩まで、栄養ドリンク飲んで無茶苦茶な仕事をする事もないし。

 結構楽しんでるのも事実だ。


 だがまぁ、やっぱチートとかで俺つえーとかやってみたかったなぁ。

 俺にもチートくださいと願わずにはいられない。




 さて、じゃあ屋根の掃除に行ってくるかな。

一応ですが、主人公は男です。

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