表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【アンティラの箱】  作者: zen
2/8

世界情勢とランクGの町「レイナン」

「超能力社会」になり人類は変貌した


「超能力」は想像力に比例した、イメージ力の強いものほど

強く能力を発揮した一朝一夕の想像力ではなく長年積み重ねてきた

イメージ力、これが能力に反映された。


高い超能力を身に着けた人類の中に、その力で支配、略奪、殺人を行い

自己的欲求を満たす事を主として行動する者たち「イビル」が増え続け

それを抑止するのに日本の警察や軍事力では太刀打ちできなかった。


基本的に1人に1つの能力にしか目覚めないが、高能力であれば銃弾など

火の能力であれば燃焼し、水であれば弾丸を止める水壁

身体能力向上の能力であれば弾は当たらなかった

もちろん警察、軍にも高能力者はいたが200万人の「イビル」に

30万人では歯が立たなかった。

しかしこれに対抗すべく自力救済機関として多くの国民が組織した


「イビル」と「軍、警察、自衛組織」との抗争は半年ほど続き

多数の被害を出したが「イビル」の制圧を完了させた


これほどの力であるため、あるいは世界の軍事バランスが崩れ世界戦争に

なる場合も充分にありえたが


不幸中の幸い各国が同じように暴動を鎮圧させ

それぞれの国で制度を確立させ自国の制圧が終わった頃には


他国との「超能力」による軍事バランスが明確化されていたため

戦争には至らず。あらゆる国はアメリカ、中国、日本という3強国

の傘下に加わり軍事バランスを保った。

日本が3強国になり得たのはイメージ力を養う文化が根強かったためである



2042年7月23日


世界が「超能力社会」に変換され、3年と半年が過ぎようとしている夏

「リオ」は、この最低の町「レイナン」で今日も最悪のものを運ぶ


世界変換の後、能力を利用し新たなエネルギー開発により不要になった

原子力発電所の解体と汚染物の処理の為に

能力が低い者「ランクG」の人間はこの町に集められる。

似た町は日本に何か所かあるが同目的で「ランクG」が集められる。


世界中で人類はランク付けされた、3強国の会議でランクの呼称は

能力の高い者から「ランクA」特に低い者は「ランクG」の7段階で統一された。


「ランクG」のリオは、変わり果てたこの世界と

生まれ育った町「レイナン」が大嫌いだった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ