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アフター・コロナは物書きの世界  作者: 場末の予言屋
第三章 ベーシック・インカムと近未来の電脳世界
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12.アナログ世界の近未来

アナログ世界の近未来ついては冒頭の「物書きの未来」でも書いた。


将来、世界は二重構造となり、アナログの世界はより地域に根ざし、情報社会はよりグローバル化すると。


その解答が「アナログ世界と電脳世界の融合」であると、長々と語って来た訳だ。


しかし、「地域社会に根を下ろしたアナログ世界」の、説明はしては来なかった。


そんな訳で、この問題については、「人類の永遠の謎」に言及し、近未来の実生活を検証する事で、予言系ファンタジーのフィナーレとしよう。


「人類永遠の謎」とは言え、極ありふれたものだ。


(永遠の謎)


「この世は、何故存在するのか」


「自分は、何故存在しているのか」


たぶんこの二つの難問は、サルトルやハイデガーでも完璧な正解は出せないと思う。


そこで場末の予言屋が、「存在の本質」カッコ仮説を提案しよう。


「存在とは、繰り返す時間と変化である。」


まあこれは、至って安直でお手頃な仮説ではある。


この仮説の母体になるのが、「距離と速度」。


すなわち、理論物理学の「時間の概念」である。


存在の本質、これは至極単純だ。


「時間が無いものは存在しない、変化の無いものは存在する事ができない。」ただこれだけである。


さらに、存在を確かな物にするのが「繰り返す時間」である。


結論として、存在とは「変化する繰り返す時間」。


イメージで言えば、存在とは螺旋のようなもの、遺伝子が二重螺旋であるのも頷ける。


これについて、設計の予言者は社会のあり方を次のように説いている。


「個人があり家庭があり、地域社会があり国が存在する。」


これを場末の予言屋の存在仮説、「繰り返す時間と変化」から見たとき、人間の自我アイデンティティが最も安定するあり方が、個人・家庭・地域の形となる。


たぶん、日本の2030年問題となっている「少子高齢化問題の原因」は、現在の社会の在り方が、自我を不安定にしているからだと推論できる。


なお、繰り返す時間とは、日常生活であり、季節の移り変わりであり、昼夜の時間の流れである。


また、時間の流れを作っているのが、「球体の地球が、太陽の周りを円軌道で公転し、月は地球を円軌道で回る」、これらの天体の動きである。


従って、地球上の時間の流れは、地球が球体であるが故に、地域ごとに全て異なったサイクルで存在する。


それが、世界に様々な文化や風習を生み出す。


結果として、その地域の時間の流れに、生活のウエイトと置く方が、生物としての人間の自我は安定する。


設計の予言者が「人間は大自然を規範とすべし」と説いているのも納得できるところである。


ただし、これ以上語るとボロしか出ないので、このへんで話をまとめてしまおう。



最後に朗報だ。


「設計の予言者」によれば、2048年には人々の日常は大きく変わっているそうだ。


その中でも、着目すべきは仕事に費やす時間だ。


何でも、将来は仕事に費やす時間が、現在の半分から三分の一程度になっていて、それでも十分生活が成り立つ社会になっているとの事だ。


「場末の予言屋がのたまって来た、ナンチャッテ予言」が全て外れたとしても、これだけは実現してほしいところである。


なお、仕事が減って余った時間は、どうやって過ごすのか。


これは家庭や地域社会の活動、自分の趣味等に費やす事となる。


現在、我々が送っている日常に比べ、随分とバランスの良い世界になっている・・・・・・予定である。


さってと、小難しい話はここで終わりっ!!


次からは、趣味の話題でマッタリと楽しむ事としよう。


ただし、目的だけは至極まじめである、目指す所は次となる。


「文化の融合」


お後の支度がよろしいようで・・・・・・


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