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アフター・コロナは物書きの世界  作者: 場末の予言屋
第三章 ベーシック・インカムと近未来の電脳世界
31/73

8.電脳世界(量子コンピューター)

(ビッ○コインは無くなる)


近い将来仮想コインは無くなるか、その意味合いが180度変更される。


この、ナンチャッテ予言を足掛かりに、電脳世界の話題に移って行こう。


現在、マスコミを騒がせ羨望の的となっている仮想通過、ブロックチェーンだ何だともてはやしてはいるが、近未来のコンピューターとAIに掛かれば、赤子の手を捻る様に破られるだろう。


将来的には、攻撃や犯罪をブロックする技術を高めるより、犯罪を起こせない体制を作る方が、効率も良く、より現実的な在り方となると考える。


と言う事で、ここは一つ、設計の予言者が示す「神々の世界」、一切の妥協を許さないジャスティスな電脳世界構築に話題を移して行こう。



2021年7月27日、鳴り物入りで量子コンピュータが、東京大学と日本IBMにより商用での運用を開始した。


ニュースで報道されていたその実力は、スパコンで1万年掛かる計算を、3分20秒で行うことが出来るとなっていた。


もっとも現時点では、嘘とも本当とも言えるレベルの情報らしい。


そんな訳で、当面は世界最高水準であるスーパーコンピューター「富岳」が使われるだろう。


しかし、遠くない将来「量子コンピューターが作り出す電脳世界」が実現する事を期待する。


ところで、現在一般的に普及しているコンピューターの実力であるが、チェス・将棋・囲碁等のボードゲームの世界では、プロ棋士でさえAIに勝てない時代となって来ている。


もし、スパコンをも遙かに凌駕した量子コンピュータが実用化されれば、現在のコンピュータ将棋など、遙かに越えるAIが誕生する事が考えられる。


まさに、人智を越えたコンピューターである。


神々の世界を彷彿とさせる電脳世界が、創造可能になる事も夢では無い。


ただし、現在の電脳世界には大きな欠点がある。


「CPUの処理速度の遅さ」」

「通信速度の遅さ」

「データ保存や書き込みの遅さ」

「蓄積できるデータ量の少なさ」


重たいデータをダウンロードするのに何時間も掛かり、ワクチン接種の予約をしようとすると、アクセス集中によりハングアップする。


フルカラー・フルポリゴンで動かそうとすると処理が追いつかず、大容量のデータによりサーバーは直ぐに一杯になる。


実際に、過去に多くの企業や団体が手がけた仮想空間の構築は、どれも成功したとは言えない現状である。


このコンピューターの脆弱さと「匿名性」を悪用する事により、様々なサイバー攻撃はなされている。


しかし、近未来には次のような技術革新が控えている。


「量子コンピューター」

「テラヘルツ帯の通信」

「SSDCの革新とハードディスクの撤退」

「全個体電池など蓄電池の革新」


これらの技術革新が、何処まで進むかは定かではないが、コンピュータが人智を越えた世界を創造する未来は、そんなに遠くはないと考える。


ただし、電脳世界を誰にでも気軽に使え、何でも自由にできる、便利な世界にしようとすると、現在の様な「匿名性を悪用した何でもあり」の電脳世界では、暗黒の未来しか待ってはいない。


この辺りは、次の電脳世界(神々の世界編)で論議して行こう。


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