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アフター・コロナは物書きの世界  作者: 場末の予言屋
第二章 最後の審判
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前提 : 宗教の時代

「最期の審判」を話題にする為には、宗教について触れなければならない。


何故なら、「最後の審判」の予言が「ユダヤ系三宗教」から出たものであるからだ。


日本人は宗教に無頓着過ぎる所があるが、世界を理解する為には宗教は避けては通れない。


これについては、某有名ジャーナリストも「宗教が分からないと、世界が理解しづらくなる」、こんな内容の本を出版をしている。

そこで、場末の予言屋から追加の提言だ。


「予言がわかれば、宗教が見える」


これは宗教をより深く理解するには、予言は欠かす事が出来ないと言う提言だ。


もっとも、予言は宗教を母胎としている事は間違いないが、宗教的な事に踏み込むと話しが助長になりすぎるので、ここでは「宗教人口の世界分布の視点」から、宗教を見るに止めよう。


早速「世界の宗教人口」の確認をするが、これを整理するだけで「世界と宗教の関係」を実感出来ること請け合いだ。

もっとも世界の人口も宗教人口も、時間と共に変化していて確定する事は極めて困難である。


そんな訳で取り合えずネットや書籍で基準となるラインを決める事にした、年代は少し前になるが2011年。


このころの世界の人口はおおよそ70億人。

では、2011年当時の宗教人口はいったいどれ程のものか、某有名百科事典2011を参考にすると下記の通りである。


キリスト教 22億8062万

イスラム教 15億5319万

ユダヤ教  1482万


「三宗教 計」 38億4863万


ヒンドゥ教  9億4287万

仏教     4億6263万


必要なデーターだけ抜粋してみたが、世界の宗教人口はザットこんな感じである。

ちなみに「世界三大宗教」は、キリスト教・イスラム教・仏教となる。


ここで疑問を持つ読者もいるだろう。

宗教の規模から見て、ヒンドゥ教は仏教の倍以上ありイスラム教についで三番目の大きさなのに、何故世界三大宗教になっていないのか。


その答えは至って単純だ。

「ヒンドゥ教がインド一国のみの宗教」である事だ。

すなわち、ヒンドゥ教はインドだけの民族宗教であり世界宗教ではない、これがヒンドゥ教が世界三大宗教に入れない理由だ。


それに引き替えキリスト教とイスラム教は、世界のどの国にも進出している、まさに世界宗教の代表と言える。


ただしヒンドゥ教の国インドは、世界第二位の人口を誇り、その人口のほとんどがヒンドゥ教なので、10億に届く信者がいるのが現実だ。

これについては、後ほど数字のマジックで使用する。


話しを戻すが、さらにもっと巨大な宗教集団の存在がある。


それが、「GODと言う一柱の神」を信奉する宗教グループで、宗教的なカテゴライズで言い換えると「一神教」と呼ばれるものだ。

ちなみに、ヒンドゥ教と仏教、ついでに日本の神道は多神教である。


またまた話が逸れたので元に戻すが、最近はテレビ、雑誌などでも取り上げられている為、一般的な知識となっていると思うが、世界三大宗教の内の二つ、「キリスト教」と「イスラム教」。

これらは共に一神教であり、ユダヤ教から派生したもので、同じ神を信じている。


時間の流れで説明すると、最初に誕生したのがユダヤ教、教典は旧約聖書。

次に新約聖書を教典とするキリスト教が生まれ、最後にコーランを教典とするイスラム教が誕生する。


この三つの宗教は兄弟宗教とも言われており、世界の聖地と言われているエルサレムは、キリスト教・イスラム教・ユダヤ教の聖地が同居する。


この兄弟宗教をひとくくりにすると、合計の信者数は実に約39億人にも達する、試しにユダヤ系三宗教と世界の人口を比較してみよう。


2011年当時の総人口が約70億人、これに比してユダヤ系三宗教の信者数が38億5千万、四捨五入すると総人口の約6割が、ユダヤ教系の信者と言う事になる。


ここで予言の豆知識だが、世界の三大予言者は「ノストラダムス、エドガー・ケーシー、ジーン・ディクソン」だが、これに対し「三大預言者」も存在する。

それが、「イザヤ、エレミア、エゼキセル」、いずれも旧約聖書の著者である。


話しが脱線し過ぎて申し訳ないが、今度こそ本題に戻ります。


上記の通りユダヤ教の兄弟宗教だけで、全人類の半数以上を占める、これだけでも大変な事である。


しかし、しかしである、世界の宗教事情に踏み込んで行くと、さらに驚愕的な事実が浮き彫りとなる。

さて、ここからが「あおりの数字マジック」だ。


ここで注目したいのが「宗教の選択権の無い国」についてだ。


真っ先に候補に上がるのが共産主義国。


共産主義国としてまず頭に浮かぶのが、人口第一位の国家、中国だ。


共産主義は「宗教はアヘンだ。」と言って、神や宗教を認めていない、従って宗教の選択権どころか宗教そのものを認めていない。


次に人口第二位の国インド、インドはヒンドゥ教のみの宗教国家であり、カースト制度の影響も鑑み、宗教の自由を認めにくい国に分類する。


そんな訳で、ここはバッサリ世界1位・2位の人口大国を除外してみよう。


そうすると「信教の自由が許されている国々の総人口」は、70億から人口1位・2位を引いた数となる。


結果として、信教の自由が許されている国々の総人口は、大雑把ではあるが44億5千万人となる。


それでは改めて44億5千万人と、ユダヤ系三宗教の信者数38億5千万人を計算し直す事としよう。


総人口におけるユダヤ系三宗教の比率は、なんと驚く事に87%、実に全体の9割近くに及ぶ。

これは圧倒的でしかない。


宗教人口比率を正確に分析する為、世界の総人口から、宗教的に特異な国家の人口を除いてみると、ユダヤ系三宗教でない人口はわずか13~14%しかいない事になる。


たぶん、一見無宗教にも見える日本人も、このユダヤ系三宗教に属さないグループに入ると思うが、世界的にみていかにマイノリティー、少数派であるかが実感できると思う。


いやマイノリティーなどと言う上品な表現は甘すぎる、実態は「日本人は、世界中の人々から村八分にされている。」、そう表現してもおかしくはない状況である。


ここで更なる問題を提起する。


一神教には奥義とも言える共通の予言があるが、それがここで取り上げる「最期の審判」。


世界の宗教人口分布が示す通り、世界の大半の人が信じている、もしくはいずれ訪れるだろうと考えている予言が「最期の審判」だ。


この、世界の奥義とも言える「最期の審判」について、これから解説してゆく訳だが、場末の予言屋が得た結論が、


「今がまさに最期の審判のただ中である。」だ。


せっかくなので、この当たりをサラッとまとめて行く事としよう。

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