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新しきメイドッ!!

「おかえりなさいませ。お嬢様、旦那様」


「ただいまメイド長」


「ただいまなんだぜ」


■昼、中庭に続く門扉を開け、そこでメイド長に迎えられるカメ朗達■


「お、おかえりなさいませぇ」


■メイド長の隣で頭を下げるのは、ミニスカメイドのリリ■

■ぷるぷる震えている■


「ふーむ、良いデザインだ」


「そんなにジロジロ見るなぁっ」


「じろじろ」


■メイド服の中央部分が消失し、リリの形のいい腰が輝いている■


「リリ。新しいメイドに色々と教えてあげなさい」


「は、はいメイド長」


 メイド長に言われ、リリはカメ朗の背後にいる己の上司を見た。

 金髪が麗しく光る、気品のある連盟幹部。

 今ではしょんぼり顔のメイド見習いである。


「シエルさん……」


「リリ~、助けてー」


 これから自分が辿る運命を想像して、リリに助けを求めるシエル。

 しかし、同僚の反応は想像していたのと違った!


「ふふふ、ダメですよシエルさん。先輩をつけないとっ」


「!?」


「ふふ、シエルさんがわたしの後輩……!」


「な、なんなのかな~」


■不気味な笑みに、シエルは一歩後ずさる■


「さて、おれたちはゆっくりするか」


「ええ、買ってきたお菓子でも摘まみましょうっ」


●■▲


「ここがメイドたちの更衣室ですよ! シエルさん!」


「へえ~、結構広いね~。リリー」


「んん? んんん?」


「先輩~」


 ロッカーが多く並んだ部屋で、リリは先輩メイドとしての責務を果たす。

 その顔は変にいきいきしているので、シエルは不安感をぬぐえないのだった!


「じゃあ、シエルさんの服を渡しますね」


「……」


「どれどれ……わあっ」


 手提げの紙袋から取り出されたのは、ピンク色のメイド服。

 スカートは長く、一見露出は少なく見えるが。


「すごい胸元……なにとはいわないけど、見えちゃいそうっ」


「……ッ」


(あれ?)


■シエルらしくない反応(赤面)に、おかしいなとリリ■


「いつもの服と変わりませんよね? 大げさな……」


「ウう~、いやぁー」


 急速にメイド服から遠ざかるシエルだが、その動きがぴたりと止まる。

 服従の首輪はまだ彼女を縛っているのだから。


「だ、だめぇ~」


「やっぱりこれ、どこかで監視しているわねっ。的確な操作だわ……!!」


 周囲を見渡すリリだが、それらしき影は見当たらない。

 それはそれとして心当たりはあるのだ。


(モンスター、【ベストショットマン】を用いた監視ね!)


■そのモンスターに、特殊な魔導具を装着することで■

■自動追尾カメラの完成(ステルス機能あり)!■

■モンスターの育成次第で、カッコいいアングルも撮れるぞ!■

■魔導による戦闘を行う異世界競技でも、大活躍なんだ!■


「まちがいないわね。なんせ、連盟もそれを利用する時があるし……」


「だよねー、わあああああ、体が勝手に~」


「くそ、なんてこざかしい奴らなのかしらっ。高貴なる私が……こんな目にッ」


 歯噛みするリリ。

 敵に捕らわれた今の状態を屈辱に思い、助けがくるのを期待する。

 まだ連盟には数々の強者がいるのだ。


(シエルさんは単純な戦闘力では幹部中で最弱……まだ希望はあるはず)


 とか考えながらも、あの得体のしれないロボットに勝てるのかと悩む。

 見た限りでは、まだまだカメ朗は本気を出していない。

 一体、彼の全力はどれほどのものなのかと身震いした。

 



「あああ、服がぁー、脱がされるぅ。こんな恥ずかしいのらめぇええ~」


「ちょっと。おとなしくしてくださいよっ。ほらぬいでぬいで!」


「いやぁあああ~っ」


「わっ、シエルさんの下着……意外と……」


●■▲


「カメ朗さま……すいません。わたくし動揺してしまって」


「はっはは、おれがあの程度で負けると思ったかよ! 無敵のカメ朗さまだぞ!」


「ふふふ、カメ朗様は唯一無二の最強無敵ロボット。敗北はありえませんわね」


 居間のソファーでくつろぐ二人。

 フォークに刺さったアップルを夫の口に運ぶ妻ジゼル。

 ラブラブ夫婦そのものである!


「愛する嫁にあーんしてもらうことで、愛情というスパイスが加わり、甘さ100倍増しってな!」


「まあ、カメ朗さまったら。そんな聞いているだけで幸福の彼方に飛ばされてしまいそうな、うれしすぎるお言葉をッ」


「事実さジゼル。お前は世界最高の嫁だYO!」


「カメ朗さま……ッ!!」


 二人は見つめ合い、見ている方が焼かれてしまいそうなほどのラブラブ熱波を放っている。

 周囲の家具が溶けてもおかしくないLEVELだ。

 

「ちらり」


「……揉みたいですか?」


「――ああ」


(こんなこと、転生前じゃ考えられなかったな)


■極上の果実を右手で味わいながら■


「ああん、もっと優しく……ぅ」


■しみじみと、涙を流すカメ朗さ■

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