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東の街角の片隅で

 主人公、ゲーム内の街に初スポーンです。

 光の奔流が消え去った後、私は見知らぬ街の中に立っていた。

 不意に周囲の人々の活動するざわめきが聞こえ出し、町人が行き交う下町っぽい場所であることが見てとれる。

 決して広くは無いその路地は石畳で整地されており、並ぶ家々は四角、三角、円錐と様々な建築様式をとっているみたい。

 一般的な日本の住宅街とは明らかに違う感じで、異国情緒を醸し出していた。


「……」


 当たり前の様に、周囲には犬耳のおばさん、魚のヒレ?の耳をしたお姉さん、猪鼻のおじさんなどという亜人種…タト族と称される人々が行き交う。

 彼等は突如現れた私に驚く事もなく、普段と変わらぬ行動をとっている様だ。

 私は、自分もゲームキャラとして普通にここに居て問題なさそうと判断出来るこの状況に嬉しくなり、思わずニンマリと一人笑みをこぼした。

 丁度、すぐ側にベーカリー?のショーウィンドウがあったので、自身の全身を映してさり気なくポーズを取る。


「ぬふふ…」


 思わず変な笑いが出てしまった。

 そこに映っているのは、私の面影を残してはいたがノーメイクで少しタレ目気味の迫力ない三白眼、中肉中背の黒髪お下げの地味っ子である。

 かすれた木綿製のパールグレイ色のセーラー?みたいなワンピースに安っぽい革靴、紺のベレーに指ぬき軍手というスタイルで肩掛けカバンを左右二つ下げた状態で突っ立っていた。

 う~ん、この野暮ったさ…たまらん。どう見てもモブだろ。

 少なくとも、何かの拍子にS級にまで登り詰めちゃう奇跡が起きたとしても、四大国からスカウトは絶対来ないっしょ、コレ。

 本当は牛乳瓶底のメガネも欲しかったが、それは私が眼鏡慣れしていないのと鑑定スキル使用時に頻繁にモノクルを使いたいので泣く泣くキャンセルした。

 そのモノクルは、常に掛けている訳ではなく首からペンダントの様に吊っている。

 唯一の私の持つ高級品アーティファクトなので、デザインはなかなか渋くてオシャレ。左目用で、こめかみの方に向かって金銀細工で翼の様な意匠が施されている。メッキの様な安っぽい輝きはなく、年代を感じるいぶし銀な赴きで、これがまたいい感じなのだ。


「く~ッ」


 私は自分の脇キャラ生活スタートの喜びに思わず足踏みして一人、悦に浸る。


「クスッ…」


 背中から突然の笑い声。


「うはっ」


 変な声を上げて急ぎ振り返ると、買い物カバンにネギの様な野菜を二本挿したキツネ耳の若奥さんが、可笑しくて堪らないという感じで私を見ながら通り過ぎる所だった。

 ゲームとは言え、自分に見惚れてニヤけてるのを笑われるなんて人生初だ。思いっきり顔から火が出る。

 しかも若奥さん、清潔感あるとはいえ地味服スッピン、私と同系なモブなのに目鼻立ちめっちゃ美人でした。何か余計にハズいよ。初期型のシンデレラかよ。


… … …


 気を取り直して(一本隣の路地に移った)、私は買い物をしてみたいと思った。

 ガラムさんは、所持金を五十五万くらい持ってたという事で、私達はその大半を十五等分してもらえたのだ。

 その額、しめて36533P。結構リッチである。


 この世界の通貨は『P』。パカシと読むらしい。

 円がYに横二本、ドルがSに縦二本で表記される様にパカシはPに横一本で表わされる。

 1パカシが銅貨一枚、銅貨百枚で銀貨一枚、銀貨百枚で金貨一枚という計算になるらしい。

 つまり現在は計金貨三枚、銀貨六十五枚、銅貨三十三枚となる。

 一晩の宿賃が約30P前後という事らしいので、当分は困らないで済みそうだ。

 但し注意点としては、両替や買い物でくずす時など、店で換金というのは、拒否られる可能性が高く、大店や両替商を頻繁に利用する事が必要という事だ。貨幣の流通具合が現代とは違うという事か。

 十円の駄菓子一つに一万円札で払い、お釣りを硬貨でもらう様な買い物の仕方をしない様に注意するのと似た感じかな。店に迷惑掛けて心証悪くするのは、ちょっとねぇ。


 また、財布は初期から自動所持しているがデフォルト財布は貨幣百枚が収納限界なので、私のインベントリの中には現在…『財布』と『1銅貨』という形で収納されている(3+65+33=101)。

 ちなみに、キャラ作成時に取得出来る日用品五種の選択で、私は二枠を『肩掛けカバン(容量12)』にしたので、所持許容量は24である。

 行商人プレイがしてみたかったのと、変にオシャレするよりも実用性で選んだからなのだが、魔女さんにはちょっと意外そうな反応をされてしまった。同種品複数希望って珍しいのかな?

 そんな二つのインベントリ内には、『水筒(小)』・小型の望遠鏡である『遠眼鏡』・『ペン付き手帳』…さらに装備品五種の内で普段常用しない補助武器の『小型ナイフ』、前述のお金が二品目の合わせて六つが収納されており、空きは18枠だ。

 装備品五種選択はといえば、前述のナイフの他にセーラー服、軍手、ベレー、革靴である。それ等に継承アイテムのモノクルを足したものが、私の全財産という事になる。


 さあ、まずはウィンドウショッピング!と意気込んだのだが、不意に私の目に無数のガラクタが飛び込んで来た。

 網籠に七輪、やっとこに壺、やたら年季を感じるグッズが所狭しとショーウィンドウに飾られていた。


「ふ、ふぅおぉぉ~…」


 いかにも味のあるガラクタの様なお宝に、思わず前のめりでガラスにへばり付く私。すごい年代物。これ、九十九神でも憑いてるんじゃないかね?どうやら、私のモノクルが火を吹く時が来たという事かな。


「ウフフッ…」


(ハッ…まさか、この声…)


 首だけを素早くぐるんと回して振り返ると案の定、例の若奥さんが笑いながら通り過ぎて行く。ネギの横には白と緑の縞々が入った大根が追加されており、どうやらこの辺の店を巡っているらしい。

 同じ市民に二度も笑われるとは…まさか、クエスト等に絡んでくる重要なユニークキャラとかじゃないよね?ただの地味な主婦にしか見えないが。

 また赤っ恥かいてしまった…。気を取り直しつつ、私は素早く店の看板を確認する…『ネコの店 古民具 襤褸~ニャ』。

 よし、覚えた!鑑定はまたの機会にして、私はまた路地を移動するのだった。


… … …


 次の路地に入ると、なにやらいい匂いが漂ってきた。どうやら、食べ物の露店が並んでいるようだ。

 ゲームなのにここまで匂いを再現?というか、脳に直接錯覚させてる訳だが、私はそのリアルさに感激した。

 いくつかの露店を物色して、ニット帽のおじいさんがのんびりと焼いている何かの串焼き肉を買うことにしたのだが、嬉しい事にこの肉、少し小ぶりではあるが、二本で銅貨三枚だという。

 私はカバンから、たった一枚でアイテム一枠を圧迫していた一パカシ銅貨も含めて取り出し、支払いを済ますと受け取ったばかりの焼きたて串をおもむろにカバンに突っ込んだ。

 さらにすかさず取り出す。


「おお!」


 取り出されたそれは埃一つ付いておらず、受け取った時同様の焼きたて具合だ。

 今度は左右のカバンに一本ずつしまい、思い切りシェイクしてから二本同時にクイックドロウする。


「おお~♪」


 さっき同様の状態。しかもカバンの中に手を突っ込んでぐりんぐりんと動かしても、中にタレも油も付いてない!

 こういうとこは逆にゲーム準拠にして、不快にならない仕様なんだね。便利なインベントリだ。


 そんなハイテンションな調子だった私だが、ふと我に帰る。


「もしや…」


 急ぎ周囲を確認する。するとやはりというべきか…


(ニコッ)


 少し離れた露店で何かの包みを受けとりつつ、やっぱりいました若奥さん。明らかに私の奇行に注目してる…


 さて、またもや恥ずかしい思いをした訳ですが…これは貴重な経験だね…この世界のNPCはモブであろうと、情況や起こった出来事を記憶する。一定過ぎるルーチンワークだけ行う人形っぽさや、会うたびに会話が噛み合わないなんて事はないと考えた方がよいのだろう。

 少なくとも、魔王討伐直前に気まぐれで最初の街を訪れたとして、『武器や防具は装備しなくちゃ意味がないよ!』なんて会話にはならないはず。

 その事実を、身をもって理解したよ…


… … …


 数分後、今度こそ悪目立ちしない様にと、細い路地に面する古びた飯屋に来ていた。

 お世辞にも綺麗とは言えないオンボロ飯屋。こういう下町の安い食堂がどの程度なのか、試しておきたかったのだ。

 ここでのポイントは二つ。

 食感、および味覚がどれ程リアルなのか。

 そして、低ランクの値段でどういうレベルの料理が出てくるのか。

 この二点は、これからこの街で過ごす自分にとってどうしても調べておく必要のある事なのだ。


「すいませ~ん」


 私が声を上げると、店の奥から三角巾を被ったおばちゃんが、忙しない感じで出てきた。

 メニューは壁に掛けてあったので、私は手早くDセットという一番安いやつを頼む。銅貨5枚という値でどんなものが出てくるのか非常に楽しみである。

 この世界では前払いが基本。その辺は中世ヨーロッパなどと同じか。

 注文を終えて店内を見回すと本当に客がいない。いつもこうなのか、今だけなのかは不明だけどね。

 少し離れた位置では、こめかみに小さな巻き角を生やしたスキンヘッドの色黒・隻眼の大男が一人、スープらしきものを啜っている。

 何のスープか気になるが、残念ながらここからではよく見えない。トイレ行くフリしてこっそり見てやろうかとも思ったのだが、思えばこの世界ではトイレに行く必要性がなかった。いや、トイレはあるのだがあくまでフレーバーとしてなのだ。

 まあ、トイレの概念があると、部屋にある現実の肉体の方にとってヤバい情況になるもんね。


「はい、おまちどぉ!」


 色々と考えてる内に来てしまった。早い、二分も経ってないぞ。

 さて、そのセットのラインナップだが、黒いパンに何かの野菜くずが入ったスープ、茹でた葉野菜のお浸しが四切れ。

 見た目は粗末。だが、問題は味だ。


「いただきます!」


 まずはスープから。不恰好な木匙で掬う。透明なスープの中に、ミックスベジタブルを約小匙2杯位…申し訳程度浮かせただけの代物。

 塩や出汁、ちゃんと効かせてるんだろうな…


「うっ…」


 ヤバい。ちょっと…否、結構イケるぞこれ!鶏野菜出汁のやさしい味が染みる。濃厚でもなく、薄口でもない、程よく主張してくる感じが良いね。これで私自身の肉体にはノンカロリーってんだからスゴイよ。


 続いて黒パンは…?


「うへっ」


 不味い。固い。ボソボソじゃん。パンとしての風味も無いし、なんか元々質の悪いパンをさらに古くした感じ?仄かに嫌な感じの酸味もあるし。これはハズレ。

 お浸し?と思われたものは、これまた正体不明の葉野菜の塩茹でだった。適当に用意した箸休め的なものらしく、パンよりはマシという程度。

 私はそこで店内をもう一度見渡す。

 やっぱりというか、あの黒い大男さんしか居ないのを確認して、インベントリから先程の串焼きを取り出す。これも味を見ておこう。


「……!」


 滅茶苦茶美味い。何の肉かわからんけど柔らかくて、とろふわ。タレも深みがあって、研究を重ねて作られたって思える味で、肉とマッチしている。


 私はパン、スープ、葉野菜、串肉とローテーションを組んで食べ続けていく。マズイ、ウマイ、マズイ、ウマイ、そしてまたマズイ…

 店、値段、準拠してる様でしていない。この分だと、高い店は比較的美味いものが出る確率が高いが、不味いパターンもあるし、安い店は大した事ないが、当りもあるという感じではないだろうか。

 これは、買い食いや食べ歩きが捗るぞ。何より、このリアルさが嬉しかった。薬師プレイ、御者プレイ、農夫プレイの時の惨めさを思い出し、これから先の事を思うと、様々な思いが巡ってきて涙が出てきた。私にとっては、美味しいのは勿論、この不味さが嬉しかった。なんだかパンがしょっぱくなってきちゃったよ。


… … …


 食後、街の中の探検も兼ねて私は店や民家、広場を眺めつつ路地から路地へ練り歩き続けた。

 本当は、冒険者ギルドが次なる目的地なのだが、まずは近場の把握を…という感じで見ているうちに収まりが付かなくなったというのは内緒の話だ。

 リオレの街の何処にスポーンするかはランダムの様なのだか、私がいた辺りは四分割される市街の東街区といわれる区域らしい。民間の商店と露店が近所に住む人々と程よく調和した下町情緒溢れる所、市民街だ。

 小さい路地の入り組んだ、大きな施設、ランドマークの少ない地味なエリアらしいが、路地と路地の交差する間、家屋と家屋の隙間にちょっとした小広場が設けられており、路地から見る小広場、小広場から見る路地や家並がとても良い味を出しており、文化の坩堝と化したごった煮建築の街並にも拘わらず、それらが一つに溶け込んだ様な美意識が有るように見える。実に私好みだ。


 路地と広場を色んな方向に往き来しては、新しい場所を見付けたり、何処が何処に繋がるか確かめたりしながら散歩する。それだけでも小さな発見がそこかしこに沢山あった。路地と広場を自由に遊び回る子供達に混ざって、サッカーとカーリングの合の子みたいな遊びを教わったり(ボールは布製で何かの樹脂を染み込ませて防水加工されてるものだった)、散策中に見付ける露店で買い食いしたり、広場でリュートを持ったお姉さんに曲をリクエストしたり、お喋りしたりと東街区を満喫した。

 その日は結局、大半をそこで過ごす事となり、暮れなずんで来た頃合いを見て慌てて走り廻り、適当な宿へと飛び込んだ。


 東街区の片隅にある、木造の小さな宿。軒下にさりげなく『inn』と文字のあるが、ヤシの木の描かれたボロ看板がなければ宿とは気付けないその外観は、避暑地に建てられたが経年劣化で閉鎖された廃ペンションか何かを連想させた。まあ、味があるといえばそう見えなくもないが。


「素泊まりで、23パカシだよ」


 愛想のあまり良くないおじさんに料金を払い、カギを受け取る。何かごつくてデカい、牢獄とかにありそうなカギを受け取り、部屋番号を探して中へと入る。


(ゲェ…なんだこれ!?)


 思わず絶句して呆然と佇む私。扉を開けたその部屋は、普通の立方体や直方体な空間ではなく、三角柱の様な形になっていた。扉のある面から正面を見ると、奥に行くにつれて部屋が狭まっている。扉のある面と入って右側の壁面は問題ないが、左の壁面が最奥で右の壁面と交わっているのだ。何といえばいいのか、扉の面と平行になる面が存在しない部屋の造りなのだ。

 扉のある面と右壁面との角には、梯子の付いたベッドが備え付けてあるのだが、ベッドは高い位置にあり、下は荷物を置いたりハンガーがあったりして色々と収納出来そうである。


「ベッドが上の段…てか、ベッドも三角形じゃん…」


 そう、備え付けのベッドも特注なのであろう、三角の布団に三角のシーツが敷かれていたのだ。ベッドの横に空いた人一人分のスペースを通って奥へ進むと、そこにはこじんまりとした文机があり、ちっこい椅子も付いている。

 それらをよくよく注視して見ると、壁、ベッド、机、椅子と全てがマホガニーの如き赤褐色で、少しくすんだ感じの味のある素材を使っており、外観のボロさと違う良質素材に見える。

 どうもこの世界の高級木材っぽい見た目で統一されているのだ。

 その木材へのアクセントなのか、天井からは部屋の上半分を覆う様、全体をリネンのカーテンが天蓋の如く下げられている。

 更に目を引くのは部屋の中心、天上部から下げられた金属製で星々や何かの神話を象ったモビールだ。

 それらを照らすのが、入口傍に掛けられた燭台。真鍮っぽい感じのキャンドル五本差しのもので、一本づつ取り付け高さが違っている。何やら歴史を感じさせるアンティークだった。その灯火が天蓋と壁を照らし、暮れなずむ部屋を暖かく演出していた。


(すごく変だ……変だが、これはイイゾ!)


 私は荷物を解き、下着になってベッドに飛び込んだ。え?汚いって?確かに風呂がまだだが、この宿は多分身体を拭くだけの簡易な宿だ。それに、ゲーム内では汗臭くならない仕様だからね。

 正直、宿内のチェックではなく、もうログアウトしなきゃならないという理由で宿を取ったのだ。ヴァーチャル風呂の検証は、次回の楽しみに取っておくつもりだ。

 基本、ログアウトは宿や自宅、ギルドホール内の私室なんかのベッドやキャンプしたテント等といった就寝した状態でしか出来ないらしいからね。

 という訳で、私は部屋の中を充分に堪能した後に、本日のプレイを終了させる事にした。


「おやすみー…じゃなくて、ログアウト!」


 私はベッドの上にあった毛布を被り(幸い、毛布はちゃんと長方形だった)、この世界初のログアウトを行うのだった……


… … …


コト・イワク


Info.冒険者協会未登録につき、ステータス表示不可。


※新人プレイヤーの皆さんへ。冒険者協会への加盟を行わないと、ステータス表示を始めとしてレベル、取得経験値数、スキル能力説明などが確認できません。また、各都市における公共施設の利用や身分証明、死亡時に無縁仏として埋葬(復活不可)等の弊害がございます。速やかにギルド登録を行う事を強くお奨め致します。未登録時におけるトラブルは、プレイヤーの自己責任となりますので御留意下さいます様よろしくお願い致します。


 英雄になろう制作運営委員会




~コトのリオレ探訪メモ~


※本日より、ログアウトする前に私がリオレの街で出会った人・店・物・イベント等について色々と書いてゆく事とする。


◆キツネの耳の若奥さん (ユニークLV5)


 少しクセのある金髪ロングで地味な白いワンピースのすっぴん美女。オシャレは殆どしてないが、左手薬指にくすんだ銀の指輪をしているのがワンポイント。私にとっての第一街人だが、東街区商店街での遭遇率高し。買い物かごにネギや大根をぶっ挿して路地という路地を練り歩き、店や露店をはしごする。見るからに買い物とお喋りが好きそう。かなり目ざといので、ヘンな行動をしようものなら、顔を覚えられて会う度にチェックされて笑われたりするので注意。




 リオレの街での生活の始まりに際して、出来事や登場人物の補足と、本編文章内に盛り込みにくい詳細設定などをコトの日記的な形として試験的に文末に残す事にしてみました。

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