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異世界でも輝きたい!  作者: 多岐川ノリ
プロローグ
3/3

俺は女としてこの見知らぬ土地で生きていくのか?イストラという村も聞いたことがない。見たところ西洋の土地に見えるが・・・。


落ち着いて部屋の中を見渡すと、隅の方に見たことのある楽器を見つけた。

「なぁ、あのギター、お前のか?」

「ううん、あれはお父さんの。西の国で買ってきた楽器なんだって。でも使い方がわからないから飾ってあるだけなんだけど。」

「もっと近くで見てみたい。いいか?」

「うん、いいわよ。」

そう言うとエリサは部屋の隅に合ったギターを俺のところへ持ってきた。


間違いない。これはギターだ。ただ、相当長い間放置されていたのだろう。手入れがきちんとなされていない。チューニングもめちゃくちゃだし、何よりも弦がボロボロだ。これではこの楽器は使えない。


ちなみに俺は絶対音感というものを持っている。だから、ギターのチューニングを行う際は、普通の人は機械を使わないとできないが、絶対音感を持っている俺は機械を使わなくてもチューニングができる。


「そう、この楽器はこのままじゃ使えないのね。残念だわ。どんな音色なのか聞いてみたかったのに。」

ん?よく見るとこのギターの弦、俺の知っているナイロンの弦じゃない、ガットと呼ばれる素材で出来ているようだ。

「なぁ、ガットを入手することはできないか?」

「ガット?うーん、聞いたことないわね。でも月に一度やってくる商人の人たちなら知っているかも。明日来るから聞いてみたらどう?でもその前に・・・。」


「ちょっと汗臭いから水浴びでもしてきなさい!」


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