表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でも輝きたい!  作者: 多岐川ノリ
プロローグ
2/3

俺が目を覚ますと、そこは楽屋、ではなく、見たこともない小屋の一室だった。その部屋の隅に置かれている粗末なベッドに横たわっていた。

「ん・・・どこだ・・・ここは・・・。」

・・・ん?俺の声ってこんなに高かったか?


「あら、目が覚めたようね。」

部屋の中に俺と同じくらい、20歳前後といったところか、の女性が入ってきた。この小屋の主人だろうか?すかさず訪ねてみる。

「おい、ここはどこなんだ?」

「・・・それだけ元気があれば問題なさそうね。ほんとにびっくりしたのよ。朝、目が覚めて小屋の外に出たらあなたが倒れていたんですもの。お腹空いてない?すぐパンとスープ用意するから待ってて。」

「おい、俺の話を聞け!勝手に話を進めるな!大体お前は誰なんだよ!」

「まあまあ落ち着きなさいな。まずは腹ごしらえしましょ。」

そう言い残すと女性は部屋から出ていった。

ったく、どうなってやがる。


女性が部屋から出ていって、食事を持って部屋に戻ってくるにはそんなに時間はかからなかった。

「うちで作って販売しているお手製のパンよ。じっくり召し上がってくださいな。」

俺は差し出されたパンを一口かじる。


・・・うまい。


こんなパンを食べたのは初めてだ!

俺は一気に残りのパンも口の中に入れた。

「ふふ、びっくりしたでしょ。あまりにもおいしくて。」

俺は大きく何度も頷く。

「・・・私の名前はエリサ。ここはイストラという小さな村なんだけど、その村でパン屋さんを開いて生活しているわ。ところで、あなたの名前は?何をしているの?」

「俺の名前はシュウ。一応ミュージシャン・・・の卵といったところか。」

「へぇ、あなた女の子なのに変わった名前をしているのね?」


・・・え?

「ちょっと、鏡を見せてくれないか?」

「?いいけど・・・。」

そう言ってエリサは部屋の中にある手鏡を差し出す。俺は奪い取るように鏡を受け取り、鏡に写った俺の顔を見た。

面影は残っているが・・・確かにこの顔は女の顔だ。俺は女になったのか?

そういえば胸のあたりが少し重たい感じがする。


ということは。


「・・・ない。」

あるはずの男のシンボルがなくなっている。


俺、完全に女になってる・・・。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ