第三話 異世界転生
ついに、異世界に転生です。
視界が、明るくなってきた。
「おぎゃあぁ おんぎゃあぁ おぎゃあぁ」
「オギャー オギャー」
女性の気配がする。男性の気配もする。うぅ~ん。だいたい、三人かなぁ。
「奥様、元気な男の子と可愛い女の子ですよ。見てください。」
目の前に、金髪の女性の顔が現れた。
この人が、お母さんだ。なぜか自分にもわからないが、この人がお母さんだとわかる。
「はぁはぁ・・・・よかった。ほんとによかった。二人とも元気に生まれてきてくれてありがとう。」
「俺にも、見せてくれ。」
「わかりました。旦那様。」
次は、黒髪だ。
オオォォォー。しかも、両眼とも黒色だ。
「オオォォォー!男の子は、黒髪だ。しかも、目は、黒色じゃないか。俺に似て、いい男になるぞ。」
やばい。反応がすごく似ている。
俺に似てということは、この人はお父さんだな。
「この子は、ティファナに似て、金髪じゃないか。目は、海のような青じゃないか!!この子はきっと先祖返りだなぁ。」
へぇ~。僕の双子の妹は先祖返りなのかぁ。まぁ、妹と言うのは、希望だけど。
ああ。眠くなってきた。
「かわいそうに。この男の子は天才の妹と比べられるのね。」
最後に、聞こえたのは青色の髪の人が呟いた言葉だった。
やったぁー! 女の子の方は、妹なんだ。
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《誕生おめでとう。》【誕生おめでとうございます。】
『イェーイ!!』
「あのぉ。すいませんが、なんで僕はまたこの場所にいるんですか。」
そう。気が付いたら、なんとあの何もない白い場所にいたからだ。
《理由は簡単じゃ。お主のことについて、説明するためじゃ。》
「えっ。でも転生する際にきいた気がするのですが。」
《実を言うとのぉ。転生する際にお主の体にいろいろ変化がおきたんじゃ。》
『その一つがとんでもないものだから、お前を呼び出しただよ。』
「そのとんでもないものとは、なんですか。」
《それはのぉ。邪神ゼッキの加護をお主が受けたことじゃ。》
「それは、そんなに厄介ですか。」
『そらそうだよ。自分で命を作ったり、改造することが可能だからなぁ。』
「とんでもないですね。」
【そう思うなら、なるべくその力は使わないでね】
「わかりました。できるだけ使いません。」
《ほかに変化が起きたのは、加護が増えたのと、能力なんかが増えたことぐらいかのぉ。》
『詳しいことは、あっちの世界で自分のステータスを見てくれや』
【それでは、あちらの世界を楽しんでくださいね】
そして、俺はまた眠りに落ちた。
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起きたら、自分はベッドの上だった。周りには、寝ている両親と妹だけだ。
やることもないので早速、神様たちが言っていたようにステータスを見ることにした。
やり方はわからないが、自分の腕を見ながら”鑑定”と頭の中で念じてみた。
すると、目の前にとんでもなく長い情報が浮かび上がった。
ステータス
名前;レウス・ギルバート 年齢;0
種族;人族(鬼人族) 性別;男
身分;下級貴族 次期当主 双子の長男
Lv.1
HP(体力);10/10(10,000/10,000)
MP(魔力);10/10(表示不可能/表示不可能)
STR(力);10(999)
DEF(防御力);20(999)
DEX(器用さ);2(5,000)
SPD(素早さ);1(5,000)
INT(知性);10(表示不可能)
スキル
>叡知の書閲覧資格 >自動隠蔽 >神々の目
>自己再生 >生命誕生 >生物作成
魔法適性
>火・水・風・土・闇・光・無・時・空間・毒・回復・
精霊・命
魔法
>大罪魔法 >回復魔法 >生命魔法 >精霊魔法
戦闘スキル
>柳流師範代
加護
>戦の神の加護;あらゆる武に可能性を与える。肉体強化
>知識と魔法の神の加護;叡知の書閲覧資格を与える
ユニーク魔法を与える
>愛と治癒の神の加護;自己再生と回復魔法を与える
>ゼッキの加護;生命魔法を与える。
生命誕生と生物作成を与える
>精霊の加護;精霊魔法使用可能。精霊契約資格有り
称号
>邪神 >罪を操りし者 >(鬼人) >賢者の子孫
ステータスを見ながらよくわからないと思っていたら、”叡知の書閲覧”という文字が頭の中に浮かんだ。すると、ステータスに関する情報が目の前に浮かび上がった。
ステータスとは、その人の情報をわかりやすくまとめたものである。
このステータスを確認するには、教会または、鑑定系能力を持っているものに見てもらうしかない。基本このステータスを隠すことは不可能である。(隠蔽系能力で嘘の情報を見せることは可能。)称号のみ自分で確認ができ、相手には見られることはない。隠蔽系能力で隠した際の本当の情報は( )で表される。また、一部が見たい場合は、そこのみを見ることも可能。
ステータスについてはわかったぞ。最後に書かれていることを試してみよう。
体に関する情報のみを見せろ。
ステータス
名前;レウス・ギルバート 年齢;0
種族;人族(鬼人族) 性別;男
Lv.1
HP(体力);10/10(10,000/10,000)
MP(魔力);10/10(表示不可能/表示不可能)
STR(力);10(999)
DEF(防御力);10(999)
DEX(器用さ);2(5,000)
SPD(素早さ);1(5,000)
INT(知性);10(表示不可能)
オォォー。本当に出来た。これができれば、これからステータスを見るときに困らないぞ。
そうだ。妹のも見てみよう。妹に向かって”鑑定”。
ステータス
名前;リリシア・ギルバート 年齢;0
種族;人族 性別;女
身分;下級貴族 双子の妹
Lv.1
HP(体力);10/10
MP(魔力);50/50
STR(力);8
DEF(防御力);10
DEX(器用さ);1
SPD(素早さ);1
INT(知性);5
スキル
>なし
魔法適性
>火・風・精霊
魔法
>なし
戦闘スキル
>なし
加護
>精霊の加護;精霊魔法使用可能。精霊契約資格有り
>祖先の加護;魔力の絶対量が上昇する。
称号
>賢者の子孫 >先祖返り
なんだと、魔力がまだ0歳なのに50もある。
おかしいだろう。俺の隠蔽で作られているステータス(知性以外)がこの世界の0歳児の平均的なスペックだろう。
確かに、青い髪の人が言っていたように比べられたら、たまったもんじゃないな。
俺は、できるだけチートみたいな力使うつもりないからなぁ。
はぁ~。これからの人生、下手したら前世よりも疲れるかもな。
アビリティをスキルに変更しました。




