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東方夢怪録(休載中m(_ _)m)  作者: ☆気分屋の黒音くん☆
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第4話 紅魔のメイドと伝統の文屋

~博麗神社周辺 上空~


とある一軒家の上空、そこに一人の烏天狗が空を飛んでいた。

その手には幻想郷には無いはずのデジカメが握られていた。

???「あやや?あんなところに一軒家なんてありましたかねぇ?...おや?魔理沙さんもいるようですし、これは間違いなくスクープの予感がしますねぇ!」

そう言うと烏天狗は誰にも見つからないように一軒家の方へ降りていくのだった.........。


~渉夢宅 玄関前~


ここは博麗神社が立っている山のふもとに位置する見慣れない一軒家。

その一軒家の前にホウキを持った一人の少女が立っていた。

魔「おーい!渉夢ー!居るかー?居ないなら入るぞー?」

渉「いらっしゃい。僕はここにいるよ。それと魔理沙さん?普通は誰も居ないときに人様の家に上がり込むのはダメなんですけど?」

魔「あ〜居た居た渉夢!ここは幻想郷、常識に囚われてはいけないのぜ!」

うわー、言い訳にしか聞こえないの僕だけかな?

渉「へぇ~、そうなんだね。それで魔理沙さんは僕に何か用でも?」

魔「あぁそうだった!渉夢!弾幕ごっこやろうぜ!」

渉「これまた唐突だね、分かったよ。準備してくるから少し待っててもらえる?」

魔「分かった!待ってるぜ!」

そうして僕は魔理沙さんを待たせて、いつもの服に着替えた。

余談だけど、僕って寝るときパジャマ派なんだよね~(ºωº)

そうして準備し終わり魔理沙さんのところに戻った。

渉「お待たせしました。準備OKです!」

魔「お、来たな!そんじゃスペルカードは4枚、残機は2でいいよな?」

渉「はい!大丈夫です!」

魔「よし、そんじゃ先行いかせてもらうぜ!スペルカード!恋符『マスタースパーク』!!」

魔理沙さんはそう言い放ち、八角形の箱のような物から七色の極太レーザーを撃ってきた。

渉「え!?ちょ、でか!?だったらこっちも、スペルカード!護符『エンジェル・ザ・ウイング』!!」

魔理沙さんの放ったマスタースパークが大きすぎて避けられなかったため、慌ててスペルカードを宣言した。

直後、背中から巨大な天使の羽が生えたかと思うと、僕を包むように閉じて魔理沙さんの攻撃を見事に防ぐ。

渉「あっぶないですねぇ、ならこっちもお返ししますよ魔理沙さん!

演符『蓬莱エンドレスワルツ』!!」

僕もスペルカードを宣言し、反撃にでた。

だが魔理沙さんもたやすく負けるハズがない。

魔「おお、やるな!だけど渉夢、まだまだだぜ!魔空『アステロイドベルト』!!」

魔理沙さんの弾幕が僕の弾幕にぶつかっていき、ほぼ全て相殺していたかに見えていた。

だが実際は完全には防げていないらしく、弾幕がいくつか被弾していた。

(そしてどこからか、ピチューン!という音が聞こえてきたのはここだけの話。)

渉「よし、これで2対1だね!魔理沙さん。」

魔「なんの!勝負は最後まで諦めないぜ!次こそ確実に当てるまでなのぜ!今度は渉夢からだぜ!」

渉「はい、望むところです!いきますよ?演符『蓬莱デットエンディングロンド』!!」

スペル宣言

魔「させるか!魔砲『ファイナルスパーク』!!」

渉「えぇぇぇぇ!?ウソでしょ、またぁ!?」

ピチューン!どこからか、そんな音が鳴って被弾した。

うん、あれは避けるの無理だよ。orz

魔「へへん!どんなもんだぜ!これでお互い1対1なのぜ!」

渉「うへぇ、あれは避けるの無理だよ!」

魔「おいおい、アタシはまだとっておきのやつ出してないよ?」

渉「.........あれよりまだ上があるのですね分かります。orz」

魔「ほら!まだ後一機残ってるんだからな!次はあたしだからさっき言ったとっておきのやついかせてもらうのぜ!」

渉「うぅ!よし、ドンと来いです!」

魔「そう来なくっちゃ面白くないのぜ!スペルカード!魔砲『ファイナルマスタースパーク』!!」

渉「うおぉぉぉぉ!負けるかぁァァァァ!破演『ザ・ワールド・エンド・カプリチオ』!!」

二人の弾幕がぶつかり合い、相殺されて消えていった。

後に残ったのは、疲れきった渉夢と魔理沙だけだった。

魔「あはは、もう動けないぜ。この勝負引き分けだな!」

渉「あはは、そうですね!僕も魔理沙さんももう動けそうにないですし。」

そんな話をしていたら神社の方からこちらへ向かってくる人がいる。

よく見るとそれは霊夢さんだった。

霊『もう!あなた達こんなところで何弾幕ごっこやってんのよ!おかげでうちの神社にいくつか当たっちゃったじゃない!』

渉&魔『はい、ホントウニスイマセンデシタ。』

なるほど、僕たちが夢中でやってたからら弾幕がいくつか流れ弾になっていたみたい(^ω^;)

霊「まったく、気をつけなさいよ!あ、そう言えば渉夢、紅魔館にはもう行ったの?昨日行きたいって言ってたのよね?」

渉「はい。ですがまだ行ってないですね。よしいってみようかな、能力使えば行けるかな?」

というわけで紫さんのスキマ能力を拝借して(断じてコピーなどしていませんからね!?ほんとに!)使用、スキマを開いてはい到着!いや~、便利だねこれ。

運動不足になりそうだけどw

とまぁ紅魔館についたので中に入る。

途中、中国人みたいな門番がバッチシ寝ていたが、後で館のメイドにでも言っといてあげようかな?

中に入るとそこはなかなか広い空間だった。

霊「レミリアー、咲夜ー、出てきてちょうだい。」

霊夢がそう言うと、いきなり目の前に銀髪のメイドが姿を現した。

ビックリしたなぁもう。

咲「霊夢さん?なんの御用でしょうか?」

霊「新しい住人を紹介しに来たのよ。だけどその前に...そこに居るんでしょ?文屋!」

霊夢がそう言うと後ろの方から1人の声が聞こえた。

???「あやや?もう気づかれてしまいましたか!」

霊「渉夢の家にいる時から気付いてたわよ。それにしてもよくここに来るのがわかったわね。透視能力でもみにつけたの?」

文呼ばれたその少女にはなんと翼が生えていた。

烏天狗か、なら仕方ないね。(←おい、驚けよw)

作者はだまっとれ!(サーセンw&メメタァ!)


文「記者の感というやつですよ♪それよりそこのあなた、えっと渉夢さんでしたか?どうも清く正しい伝統の文屋こと射命丸文です!早速取材させて頂きたいのですがよろしいですか?「はいはいストップストップ!それ以上はダメよ。」霊夢さん!邪魔をしないb...あの、霊夢さん?落ち着いていただけませんか?そしてその御札と拳を下ろしてもらえませんか?」

霊「歩夢!今日は一緒にご飯食べない?メニューは鳥鍋よ。」

文「あややや!ちょ、ちょっと用事を思い出したので今日のところはおいとまさせていただきますね!それでは!!」

そう言うと文さんはどこかへ飛んでいってしまった。

???「あら?もう来ていたのね、ようこそ紅魔館へ。私はここ紅魔館の当主、レミリア・スカーレットよ、よろしくお願いするわ。」

不意に声が聞こえた方を見ると、そこには背中にコウモリ?の羽が生えた少女が立っていた。

咲「お嬢様!?お休みになられていたのでは?」

昨夜さんがそう言った。あれ?もしかして僕たちが起こしちゃった?

渉「あ、どうもご丁寧にありがとうございます。レミリアさんって呼んでもいいですか?」

レ「ええ、別にかまわないわよ。渉夢って言ったかしら?悪いけどちょっといらっしゃい。咲夜、ついてきても構わないけど私がいいというまで部屋に入っちゃダメよ?」

咲「かしこまりました、お夕食の準備をしますので失礼します。」

レミリアさんがそういった後昨夜さんは、僕の目の前から文字どうり姿を消した。

そして今、なぜかレミリアさんの部屋にいるのである。

レ「さて、単刀直入に聞かせてもらうけどあなた、『自分のご家族は』どうしたの?」

渉「なっ!?」

......正直、僕は驚いたよ。

だって僕以外知るはずのないあの日の事を聞かれたからね。

僕は答えた。

渉「僕の...家族はみんな......死んだよ。化物に殺されたんだ...!」

レ「そう...。お気の毒様ねワタシ達...フランっていう妹がいるんだけどその子とワタシは吸血鬼だから、そういうのは共感できないの。ごめんなさいね?」

渉「いえ、大丈夫ですよ...。そろそろ夕食の時間ですし気にしないでいいですよ。」

レ「そう、それじゃ行きましょうか。」

渉「はい...あ、あの!」

レ「大丈夫よ、あなたの過去の事は他の人に話したりはしないから安心なさい。」

渉「そうですか...。なら良かったです。さて、行きましょうか!」

この時僕は知るよしも無かった。

自らの中で起こっている異変を。

この異変がのちに自分自身に悪影響を及ぼすことを。

でもそれが起こるのはまだまだ先の事だからね。


第4話

紅魔のメイドと伝統の文屋

~END~

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