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Sacrifice Diary  作者: 那泉織
3/11

少女、混乱する

 疑問一杯の私に、彼は頷いてから話を続ける。




「そうだ。ここは現世と黄泉の狭間にある世界。―――簡単に言うと、死者の国の入り口前。……つまり、お前は死んだってこと」







 最後の一言が私の頭に反芻(はんすう)する。


 そして私はようやく理解した。







「死んだ? 死んだって…私、死んじゃったの!?」




 自分の状況を把握して、私はパニックに陥った。






「どっ…どどどっ、どうしようっ!? 私、お母さんを残したままで死ねないよっ!!」


「うるさいっ! とりあえず人の話を聞け! 騒ぐな、黙ってろ!」





 少年に怒鳴られ、私はその勢いに呑まれて口をつぐむ。



 彼は全く……って感じで不機嫌オーラを漂わせている。






「……で、俺は見ての通り悪魔だ。名はトリア」




「悪魔……」






 悪魔っ!?


 悪魔ってことは、私は地獄行きなの!?




 ………あれ?


 でも、地獄にいるのは悪魔じゃなくて、鬼だっけ?

 それとも両方いるのかな?






 私がグルグルと考えていると、彼――トリアは溜め息を吐いた。








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