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Sacrifice Diary  作者: 那泉織
10/11

全ては日記から

***




 不安に過ごす日が続いたある日のこと、悪魔――トリアが私の目の前に現れた。






「最近の調子はどうだ?」





 無断で私の部屋にいる彼は何処か疲れた様子をしていて、私は椅子に座ったまま、気になっていることを訊くことにした。






「………ねぇ、最近の死亡事故って、この日記と関係しているの?」






 するとトリアの表情が硬くなる。


 彼は声低く、口を開いた。





「………何故、そう思う?」






 訊かれて、私は言った。




「だって、私が生き返ってから毎日のように死ぬ人が出るなんて、さすがにおかしいじゃない」





 トリアはうつむき、小さく呟いた。





「………ああ、そうだな」




 トリアは初めて会ったときと同じような、何かを決意した瞳をしていた。







「………お前が考えた通り、最近の死亡事故とその日記帳は、関係している」




 すっと、トリアは私の机に置かれている日記帳を指差す。








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