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Space truth 星の真実  作者: 星河スバル
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始まり

かつて天界では神と悪魔が争っていたと言われている。そしてその後、神側が勝利したため人は神を崇拝し、あがめている。神の勝利を祝うために作られたのがの6個の迷宮と言われている。



現在この世界は3つの派閥に分かれていた。みなで協力し生きていこうとするリルーナ王国。リルーナ王国とは対をなす思想、弱肉強食を思想に掲げるアルテーシア帝国。自然とともにいきるソリビィエ皇国。

思想の違いからリルーナ王国とアルテーシア帝国で戦争が起きている。そんな中でリルーナ王国アルテーシア帝国ソリビィエ皇国の三国で手を取り合おうとする者たちがいた。Space truthと呼ばれている。彼らは宇宙飛行を成功させ世界の心理を解き明かそうとする集団だ。もしこれが成功すれば三国が手を結び平和に近づくだろうといわれている。宇宙飛行士に選ばれたのはSpace truthのリーダーであるリルーナ王国出身のシリウス・ユニバースである。



ここはリルーナ王国のスノー村のとあると一軒家。そこでは新たな命が生まれた。それはそれはとても寒い日だった。外は一面雪景色、家の中でもまるで氷のように空気が張り詰めそれをほぐすかのように勢いよく暖炉の火が踊っていた。

「ふぅーふぅー・・・・」

荒い息を繰り返す女性がいた。メタナル・ユニバースだ。周りには頑張れ頑張るんだと励ます夫シリウス・ユニバースがいる。

「あ・・・」

メタナルが吐息をもらすと

「おぎゃーおぎゃー」

屈託のない笑顔で元気に泣く赤ちゃんが生まれた。

「メタナル。俺の子供を産んでくれてありがとう。」

「ふふふ、どうしたの急に?」

「いやー赤ちゃん見たら実感湧いてきてさ。」

「何言ってるのあなたの戦いはこれからでしょ?」

「あーそうだな。もうすぐだ。」

そういうとシリウスは生まれたばかりの赤ちゃんを抱きかかえる。

「ほーれよしよしなんてかわいい子なんだ。」

ふと窓の外を見ると流星群が降り注いでいた。

その日、後に十二星座の大行進と呼ばれる流星群世界中の夜空に降り注いだ。

「宇宙飛行か・・・」

「ええ世界の心理を解き明かすのがあなたの目標でしょう?」

「ああ」

「しばらく宇宙飛行で面倒見れなくなるがすまんな。迷惑かける。」

「なに言ってるの。そんなのあなたの結婚した時点でわかってたわ。」

「ははそうだったな。」

そういうとシリウスはもう一度赤ちゃんの顔を見て笑いかける。

「決めた。この子の名前はソラだ。ソラ・ユニバースだ。宇宙を手にする子だ。」

「いい名前ね。」

朗らかな表情で笑いかけるメタナル・ユニバースなのであった。



ソラが生まれ半年たったころSpace truthの目的であった宇宙飛行はアルテーシア帝国の裏切りにより失敗した。宇宙飛行士であったシリウス・ユニバースは宇宙に取り残され消息不明になり帰らぬ人となった。その事実を知ったメタナル・ユニバースは地面に崩れ落ち泣き叫ぶのだった。宇宙飛行の失敗、アルテーシア帝国の裏切りによりSpace truthは自然消滅していった。またそれにより戦争も激化していった。


時は7年流れた。「我らが崇拝する主、獅子座の神 レオ よ どうか我らをお守りください。」 

 夜も更けるころステンドグラスに彩られた教会に、全身を白装束でつつみ、銀色の十字架のペンダントをし、白いひげをのばす白髪の男性が獅子座の神 レオの石像の前でひざまずいていた。神父である。名をピース・フリーデンという。

「近頃、悪魔の力が強まり私たちの生活は貧困と言わざるを得ない状況にあります。このままでは民たちの中に神の存在への疑念を抱いてしまうものが現れてしまうかもしれません。いくら魔導士がいるといっても状況は依然厳しい状態です。なので、どうか我らにお力添えを。アーメン。」

神父は目をつぶり、必死に祈り続けるのだった。



 晴れ渡ったある日、母親のメタナル・ユニバースと手をつなぎ買い物に訪れる一人の七歳にも満たない小さな少年がいた。黒髪で長髪なため片目が隠れている。名をソラ・ユニバースという。

「母ちゃん、あれは何をやっているの?」

「あれは、この土地を守る獅子座の神 レオ様にお祈りをささげているのよ。」

「大事なこと?」

「ええそうよ。お祈りをささげているからがこの土地を悪魔から守ってくれて、この土地が平和なのよ。でもね、この街を出てしまうとレオ様の力が及ばない場所になってしまうから平民はこの街を出ることを禁止にされているのよ。」

「なら僕もお祈りささげたい!」

「そうね。お祈りしていきましょうか。」

そう言ってステンドグラスに彩られた美しい教会に入っていくのだった。


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