表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【改稿版】十一の獣は魔王と共に  作者: 九重楓
5章 謁見

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/480

03

 城内は町の喧騒が嘘のように静まり返っていた。


 それもそのはず。城内に侵入を果たした咲和とギルタブリルは、出会った人間を須らく殺していたからだ。誰一人として声を上げることもできずに死んでいった。きっと中には自分が死んだことにすら気が付いていない者すらいるだろう。




 城内を歩き回り、ほとんどの部屋の人間を殺して回った咲和たちは、城の上層に位置する部屋までやって来ていた。


「さて、あらかたの部屋は見て回りましたね。ココが最後の部屋です」

「…………ん? ……… ”強い”」


 咲和がドアノブに手をかけると、ギルタブリルが小さく呟いた。


「 ”強い”?」


 ギルタブリルの言葉に咲和は体を強張らせた。何故なら、この先にいるものは十一の獣たるギルタブリルが強敵だと判断するほどの者だからだ。今まで通りの蹂躙とはいかない。


「では、気を引き締めるしかないですね」


 ギルタブリルは『天冥の番』を発動させる。


 咲和は扉を開けた。



 部屋は城での咲和の部屋ほどの広さがあり、シンプルな装飾品で飾られている。天蓋付きのベッドは咲和の使っている物よりも幾分か大きい。部屋の奥、開けた扉の正面にもう一つ黒塗りの扉があった。


 咲和が何よりも気になったのは、壁際に七体立っている、天井まで届くほどの大きな鎧だった。



「「フィクティ・ムンドゥス」の者がこのような場所に何用か」


 それは透き通る鈴の音のような、愛らしく、勇ましい声だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ