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【改稿版】十一の獣は魔王と共に  作者: 九重楓
第四部 18章 世界を砕く、刃を今

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07

来い(ウェニー)


 ラハブの攻撃を受け止めながら、赤黒く脈動(マグヌス・)する両刃剣(テューポーン)を呼びつけた。手に収まった勢いを殺すことなく、ラハブへと斬りかかる。


「させん!」


 斬撃は駆けてきたムシュマッヘがグラディウスで受け止めた。それに「サナ」は顔を歪め、彼女に蹴りを放つ。その刹那、ラハブがそれに蹴りを合わせた。「異世界勇者」と十一の獣最強同士の蹴りがぶつかり合い、その音だけで地面を揺らした。

 その間にムシュマッヘは赤黒く脈動(マグヌス・)する両刃剣(テューポーン)を弾き、「サナ」に刃を走らせる。「サナ」はラハブを蹴り飛ばし、ムシュマッヘの攻撃を青黒く脈(マグヌス・イヌ)動する盾(ンダーティオー)で弾く。


 一糸乱れぬ攻防が続く。


 隙を見せればすぐにそれを突かれる状況。一切の妥協も油断もできない状況。そんな命すら削れる激闘の中で、ラハブだけが満面の笑みを浮かべていた。

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