表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【改稿版】十一の獣は魔王と共に  作者: 九重楓
第四部 18章 世界を砕く、刃を今

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

427/480

04

「お待たせしました。続きをしましょうか」


 ムシュマッヘの前に戻って来た「サナ」はニコリと笑んで、赤黒く脈動(マグヌス・)する両刃剣(テューポーン)を彼女に向けた。


「ラハブはどうした!」


 赤黒く脈動(マグヌス・)する両刃剣(テューポーン)を向けられようと、ムシュマッヘ妹の身を案じる。

 グラディウスを手に斬りかかる。それを青黒く脈(マグヌス・イヌ)動する盾(ンダーティオー)で弾かれ、赤黒く脈動(マグヌス・)する両刃剣(テューポーン)が襲う。尾で刃の腹を叩くことでそれを避ける。振り下ろされた赤黒く脈動(マグヌス・)する両刃剣(テューポーン)は地面を大きく裂く。


「彼女はなら……今こっちに向かっているんじゃないでしょうか」


 そう言って「サナ」はムシュマッヘに背中を向け、青黒く脈(マグヌス・イヌ)動する盾(ンダーティオー)を頭上に構えた。

 無防備な背中を見せられたムシュマッヘはグラディウスを「サナ」へと走らせる。


「続きをやろうよ!」


 「サナ」が青黒く脈(マグヌス・イヌ)動する盾(ンダーティオー)を構えた先からラハブが勢いよく飛び出してきた。それに一瞬視線を奪われるムシュマッヘだったが、妹の無事を確認し、グラディウスを握る手にさらに力が入る。


「ほらね」

 


 空気震わせる轟音が響き渡る。



 それは青黒く脈(マグヌス・イヌ)動する盾(ンダーティオー)と雷電纏ったラハブの踵落としが衝突した音だ。衝撃波で木々が薙ぎ倒される。

 ムシュマッヘの死角からの攻撃を赤黒く脈動(マグヌス・)する両刃剣(テューポーン)で防ぐ。

 ラハブを弾いて、赤黒く脈動(マグヌス・)する両刃剣(テューポーン)をムシュマッヘに向けた。しかしその視線はラハブへと向けられている。


()り合おう!」

 麻袋から宝石を取り出し、それを弾いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ