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【改稿版】十一の獣は魔王と共に  作者: 九重楓
第四部 15章 獣は決別を

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10

【毒か】

【えー、ばっちぃ! ばっちぃい!】


 二人の獣は地を離れることで対応とした。しかし、


「地面這ってな!」

「させません」


 そんな二人の獣をウガルルムとバシュムが地面に叩き落した。叩き落された彼女たちは自らの叩き落した二人の獣を睨む。その足元にはムシュマッヘの毒が広がる。毒は静かに彼女たちを蝕み始めた。

 ウガルルムとバシュムは静かにムシュマッヘの隣に降り立った。


「あの二匹はワタシたちに任せて」

「お任せあれ」


 二人は地面を蹴り、ウガルルムがテューポーンへと。バシュムがイヌンダーティオーへと飛び掛かった。


「異世界勇者「サナ」、我らが必ずお前を打ち倒す。そして…………(我ら)最愛()と決別する!」


 ムシュマッヘは高らかに宣言した。その表情は悲しみに塗れてはいたが。

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