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【改稿版】十一の獣は魔王と共に  作者: 九重楓
第四部 9章 異世界勇者は神王と共に―――

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10

 テューポーンは自分の嵐の息吹(ブレス)が効かないことがわかると、次は両手を握り合わせて振り上げた。両腕の振り上げられた躰に力が入り、少し地面に沈む。

 そして、振り下ろした。



 そう、ただ一つ、為すことが可能な場合があったのだ。


 適性があった場合、である。


 それは何に対する適性なのか。魔術なのか、はたまた魔力なのか。

 いいや、どちらでもない。

 適性の有無はその()()に対してだ。

 「咲和」は「魔王(キングゥ)」への適性はなかった為にあれほどの時間を有した。しかし「サナ」にはあるのではないだろうか。



 「勇者(マルドゥク)」に対する適性が。



「そんなバカな話があってたまるか!」

 テューポーンの一撃を片手で受け止めた、ティアマトを中心に小さく地面が砕ける。長考の末、答えに辿り着いた彼女は激昂する。

 あり得るはずがない、と。あり得ていいわけがない、と。

 


 だって、「咲和」は()()()()()()()()()

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