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【改稿版】十一の獣は魔王と共に  作者: 九重楓
第四部 3章 正義の名の下に愚行を為す

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04

 帝国西部の山岳地帯で発生した暴動に似た行為は「咲和の居た世界(向こう側)」でも過去何度か起こったことがあった。

 それを知る者は「トラウェル・モリス(この世界)」にはいない。少なくとも、知る者がいることを知る者はいない。

 ティアマトはアラガキ・ミオを覚えていないし、誰一人彼女が召喚された者だと知らない。誰一人、彼女が「トラウェル・モリス(この世界)」の住人でないことを知らない。何故なら、彼女がそれを言わなかったから。

 だから、誰も今回の暴動を予知できなかった。

 ただ一人、アラガキ・ミオを除いて。




 誰も、こんなことが起きるなんて想像もしていなかったんだ。

 だってココは、神話の勇者様が、皆の神話のお母さんで作った「トラウェル・モリス(尊き世界)」なんだから。

 それがたとえ、死に行く旅路であっても。

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「バシュム………犠牲者を弔うのだ…………私が出来ればいいのだろうが……………任せてもよいか?」

「………御意。帝国兵と共に丁重に弔わせていただきます」

「頼む………」

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