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【改稿版】十一の獣は魔王と共に  作者: 九重楓
第四部 3章 正義の名の下に愚行を為す

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03

 山岳地帯にある村、そこが地獄と化した。


 広がるのは地獄の園。


 頭は割れ、顔は抉れ、躰は裂かれて、四肢は切られた。

 男、女、子供、老人、病人、怪我人、生まれていようが生まれてなかろうが関係がなかった。

 村中に死体が転がっている。躓いたそれが誰かの頭だ。木くずだと思えばそれは誰かの脚だ。腕だ。躰だったものだ。


 暴動と呼ぶには余りにも惨いそれは、殺人でも虐殺でない。

 きっとそれは正義(断罪)と呼ぶに相応しい行為なのだろう。

 そうでなければそれを何と呼称すればいいのだろうか。


 獣の支配に堕ちた者どもを裁いたのだ。獣は絶つべき仇敵で、ソレに与した者は全てが敵で、絶つべき悪だ、と。

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