表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【改稿版】十一の獣は魔王と共に  作者: 九重楓
第四部 第2章 再会、最愛、災厄

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

302/480

01

 ティアマトの統治が始まって、半年が流れた。

 未だティアマトの統治への反発は存在するものの大部分は受け入れていた。王国も帝国もほぼ問題なく運営が可能なまでに復興が進んでいる。


 コンコンコン。


「イシュだ」

「入れ」

 帰還後、ティアマトは咲和の使っていた部屋をそのまま自室にした。


「復興の経過報告に来た」

「進捗は?」

「山脈の東側はほぼ完了と言ったところまで来ている。しかし西側が芳しくないな。物資調達のメインが東側にある都合上、山脈を超える必要がある為に物資の行き来に難があるな。元は鉄道が通っていたがそれも今は使えない状態だ。鉄道の再開を目指すこともできるが、そうすると他の進捗に影響が出る」

「転移の魔術陣の活用はどうなっている?」

「大部分の人間は問題なく使用することが出来ているが、一部の人間は使うこと自体を忌避している節がある。帝国民はそもそも魔術に抵抗のある者が多い上に、それが獣の物となると、よりな」


 ティアマトを前にしてもイシュは普段通りに言葉を紡ぐ。変に繕うこともなく、自身の思ったこと感じたことを表現する。


「そうか……。テツドウとやらが何かはわからないが、それがあれば西側の復興はどれほど短縮できる予定だ?」

「西側だけの話をするならば、半年は短縮が可能だ。しかし、そもそも鉄道を再開させるのに相応の時間がかかる。早く見積もっても四ヵ月はかかるだろう」

「半年の短縮……」

 顎に手を当ててティアマトは考え込んだ。


「イシュよ、テツドウとは何かを教えてくれ」

「ん? ………構わないが、本があった方が説明がしやすい。取ってくるから少し待ってくれ」

 そう言って、イシュは部屋を出て行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ