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【改稿版】十一の獣は魔王と共に  作者: 九重楓
第三部 12章 勇者と傀儡と五十の名前

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01

(オレ)はマルドゥク。原初討ち、世界を開く者」


 五十の声が一斉に名乗りを上げた。

 名はその全てが別々の意味を持つ、五十の言葉だ。

 その全てを咲和が聞き分けられたわけではなかった。しかしそれでもその全ての言葉は彼女の脳裏に刻まれた。


 マルッカ、マルトック、バラシャクシュ、ルガルティメル・アン・キア、ナリルガルディメル・アル・キア、アサルヒ、ナムティラク、ナムル、アサル、アサル・アリ・ムヌンナ、トゥトゥ、ジウキンナ、ジク、アガク、トゥク、シャズ、ジシ、スフリム、スフグリム、ザハリム、ザハグリム、エンビルル、エパドゥン、グガル、ヘガル、シルシル、マハラ、ギル、ギルマ、アギルマ、ズルム、ムナム、ズルムナム、ギシュヌンアブ、ルガルアブドゥブル、パガルグェンナ、ルガルドゥマハ、アラヌンナ、ドゥムドゥグ、ルガルランナ、ルガルウガ、イルキング、キンマ、エシズクル、ギビル、アッドゥ、アシャル、ネビル、マリヤウト。


 その全てがマルドゥクの別称であり称号だった。

 原初を討ち滅ぼし、創世を為し、十一の獣(大いなる母の娘たち)から世界を護る勇者である彼の為にある言葉だ。

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