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【改稿版】十一の獣は魔王と共に  作者: 九重楓
第三部 8章 「偽・十一の獣」―5

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01

「面倒ですね――――――我は闇。彼の者は月影。月影(あなた)に照らされた我が道は、きっとどこまで色鮮やかだろう――――月影の道標(ルーナ・ゲオグラピカ)


 クサリクは目の前の三人の獣を一瞥すると、詠唱を完了させ魔術陣を完成させた。

 それは咲和が初陣の際に用いた召喚魔術。


【んーはぁ。久しぶりの日の下だ】


 描かれた魔術陣から現れたそれは大きく伸びて陽を仰ぐ。


「久しぶり。ルーナ」


 月影の道標(ルーナ・ゲオグラピカ)―――燕尾服にハットという出で立ちの長身で金髪の女性にクサリクが投げかけた。


【ああ、久しぶりだな。嬢ちゃんの初陣ぶりか?】


 彼女はクサリクへと視線を向けた。


【はてさて、此度は何用かな?】


 クサリクを見上げて彼女は問う。


「贋作の排除をお願いしたいのですよ」

【贋作ぅ?】


 とそこでようやく振り返り、【ほぉー】と声を漏らした。

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