Stargazer スターゲイザー
愛しい君へ。
君と歩いた公園を、いま、一人で歩いているよ。
君と過ごした時間。
君の人生の一瞬を、一緒に過ごしてくれてありがとう。
思い出が写真のように、目の前に浮かんでは消える。
涙があふれてくる。
ずっと泣いていたけど
いまでも、まだ、涙が絶え間なく流れてくる。
何があったんだろう。
僕たちの関係は、何だったんだろう。
はっきりしていることは、
君は僕を支えてくれた。
単純な僕に、勇気を与えてくれた。
この一粒の涙は、思い出のひとつぶん。
君は、君のやり方で。
僕は。
僕のやり方で、終わりを告げた。
もっと。
僕たちはもっと。高いところへいけると思ってた。
でも、今は感謝してるよ。
一番の思い出は、ベンチに座って、
まだ霧がかかっている朝もやの中。
静かな時間。
小鳥の鳴き声しか聞こえない。
君の横顔にふれて。
優しくキスして、君はにっこり笑った。
世界中に、僕たちしかいないと確かめあった。
誰も、二人の仲は裂くことができない。
神様でさえ。
君が見せてくれた小さな花。
あの花が僕だった。
君の小さな両手に包まれて。静かに咲いていた。
また、同じ公園に一人。
夕暮れが木々を紫色に、町を淡い藍色に染めてゆく。
君がこの先、誰かと恋におちて。
僕のことを忘れていっても。
僕は君の幸せを望まないことが、あるだろうか。
僕は違う。
僕は、いまでも、この先も永遠に。君の幸せを願う。君のその笑顔が絶えない日を願う。
君のその優しく可愛らしい声が、笑いに包まれて。
君のその、美しいからだが健康で穏やかにあるようにと願う。
雪の中をその手をつないで。
嵐の中をその手をつないで。
優しく君を見守ってくれるような
存在が。
君の前に、きっと現れるよ。
君との関係を
永遠と思っていたよ。
誠実に真摯に、真面目に、君を見つめていた。
二人にこうして、別れがくるなんて。
君を僕の、ただひとつの希望として。
ずっと忘れない。
絶え間ない時間のなかで
君があたえてくれた優しい時間。
幼少期から、虐待をうけてきて。
幸せなんてずっと遠くにあると思っていた僕に。
ほんの僅かでも、君が安心させてくれたこと。
ずっと忘れない。
今夜も君の幸せを願って、君の星を見つめるよ。




