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鑑定使いの冒険者  作者: 空野進
第十章、孤児院改善
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魔力の結晶

 シャルとラインの三人で奥へと進んでいく。

 心配そうな表情を浮かべるシャル。


「大丈夫だよ。何かあったら俺が守ってやるからな」


 安心させるように言うとシャルは軽く一度頷いていた。


 まぁ、実際に守ってもらうのは俺なんだけどな……。


 それよりもこの先には一体何があるのだろうか?

 シャルが怯えるほどの何か……。

 俺には何も感じないし、ラインもわかってないようだった。


 念のためにいつでも調べられるように鑑定はいつでも使えるようにしておく。


 あとはシャルの状態だけは注意してみておく。

 もし、もう魔法が使えない状態になったのなら即帰るべきだろう。


 そして、今度はニャーやミーナ、ニコルも一緒に来るべきだろう。


 そんなことを考えながら俺たちは次の階層へと降りていった。


 すると、そのタイミングでシャルが言おうとしていたことをはっきりわかることができた。

 ものすごい魔力……。それを肌で感じることができた。


 一体どんな魔物がこれほどの魔力を放っているのか……。

 この魔力で魔法を放てばシャルの魔法に匹敵する魔法を放てるのではないだろうか。


 そんな感覚に襲われる。


「シャル、流石にここを進むのは危なくないか?」

「うん……、でも、流石にこれを放っておく方が怖いと思うの」


 なるほど……、たしかにシャルの言うことも一理ありそうだ。

 抑えることはできないかもしれないけど、せめてこの魔力の正体だけでも調べることができれば対策を打てるかもしれない。


 そう考えると先に進むべきかもしれないな。


 でも、そうなるとラインをどうするか……、という問題も残っていた。

 シャルは魔法が使えるし、俺も最悪剣を使えば命くらいは守れるだろう。


 ただ、先ほどのゴーレム戦で魔力を使い切って、剣も折れたラインは自分を守る手段がないことになる。


 ラインの方に向くと注意だけしておいた。


「いざという時は逃げろよ」


 それを聞いたライン。

 普段の彼なら反発してくるだろうが、俺の真剣な表情とこの場の異常さを理解したのか、何も言わずに頷いてくれる。


 それをみた俺はホッとして、更に先へと進んでいく。


 しかし、不思議なことにこの階層には魔物が出てこなかった。

 魔物もこの高魔力を前に過ごしにくいということだろうか?


 でもそうなると奥にいるのはこれほどの魔力を放つ魔物が一体だけ……ということになる。

 そんな魔物を相手にして俺たちだけで勝てるのか……。

 そんな不安を抱いたままこの階層の奥までやってくる。

 するとそこには青白く光る大きな水晶が一つ、浮かんでいるだけだった。

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