キャバ嬢、現れる。(前編)
先日。披露宴に出席した大学の同級生、理恵から連絡きて、情報番組のコーナーに出たリョウタ達を見たらしく、その番組は偶然にも理恵が働いてるテレビ局で、理恵が手掛けてる番組だった。
「京子の旦那さんのバンドに、出てほしいの」
水曜日は歌のコーナーがあり、ローカル歌手や売れない歌手を呼んで、歌を歌ってもらってるが、古い曲やフォークが多いので、それでは年輩の人しか分からないし、若い方にも聴ける曲をやりたいと言うのである。夕方情報番組とはいえ、若い主婦や学生も見てローカル番組としては、視聴率も良いらしい。
「イケメン三人が、あの町のコーナーに出てもらって、反響良かったし、うちのレポーターの冴木がリョウタくんのバンド行ったらしく、すごい盛り上がったと言ってたの」
ああ。冴木って、あのおばさんレポーターか。
そこで、Avid crownに、ぜひ出演してほしいと言うのである。
こうしてAvid crownは、ローカル局であるがテレビ出演をすることになった。
録画をして私と恭ちゃんと両親は、テレビの前でリョウタが出るのを待っていた。
「続いては歌のコーナーです。今日は県内で活躍してるバンド。Avid crownのみなさんです。」
ローカル局アナウンサーが紹介した。
「ギターのリョウタさんは、先日、町のコーナーに、出演して頂いた◯◯市のイケメン三人の中のナンバーワンイケメンさんです。ご出演頂いて、すごい反響で、お問い合わせも、すごかったんですよ」
「ありがとうございます」
リョウタが答えた。
「今日は、そんな◯◯市のことを書いたリョウタさんが、作詞作曲した『街』という曲を演奏して頂きます」
こうして、演奏は始まった。
リョウタは緊張しているようには見えないが、こっちが緊張した。
「パパー」
リョウタがアップになると、恭ちゃんが喜んだ。
どうにか無事に、テレビ出演は終わった。
ふうー。リョウタから電話あり番組後、理恵含め番組スタッフと、食事に行くので遅くなるらしい。
理恵からも、メールがあった。
「京子ありがとう。リョウタくんのバンド、かなり反響あった。また問い合わせもすごかった。視聴率期待できそうよ」
次の日。ご来店したお客様から、「昨日、店長見たわよ」と皆さんから言われた。
「リョウタくん。見たわよ。カッコ良かったー。あの『街』」のCD欲しい。出てないの?」
花江が来た。
「今度、ミニアルバムに入れるんで作ったら持ってきますよ」
「嬉しいー」
花江が喜んでいた。
ランチタイムが終わろうとした時、派手な女性のお客様が、入ってきた。
「いらっしゃ・・」
リョウタは、その女性を止まってしまった。
「リョウタ。昨日のテレビ見て、来ちゃったあー」
「ル、ルリー」
リョウタは、すごい驚きようだった。
その派手な女性は、ルリと言って、リョウタの元カノだった。
そう、あのキャバ嬢の元カノだった。
長くなりそうなので、切ります。




