魔王様は巻き込まれておられます。
「きょ~だけはチョッコのドレイッ・・・」
「ま、魔王様・・・」
「ぬおひっ!リヨンお前居たのか!!ビックリさせんじゃね~よ~何だよも~!!」
飛び上るほどに驚く魔王
「今の・・・」
苦笑いで接するリヨン
「違うんだよ!ちょっとね、ちょっとだけ耳に残ってたから思わず口遊んでしまっただけなんだって俺は別に違うから!断じて違うから!!」
慌てる魔王
「魔王様・・・もしかして握手をしに行ったりしてます?」
苦い顔をするリヨン
「バカか!お前バカか!何度でも言うぞ!お前バカか!!」
必死で誤魔化す魔王
「別に良いんですよ?魔王様が何を好きで何をしようと・・・」
悲しい目をするリヨン
「・・・何聴いたって良いじゃん」
下を向く魔王
「だから良いですよって・・・」
一緒に下を向くリヨン
「魔王様~」
リンの声が聞こえる
「おお!どうしたリン!」
ガチャ
バタンッ!
不機嫌そうに部屋へ入って来るリン
「魔王様、私のプリン知りませんか?」
「んっ?知らん」
首を振る魔王
「じゃあリヨン様ですね?コレ」
空の容器を見せるリン
「は?知らねえから!」
否定するリヨン
「この謎は私が必ず解いてみせる!じっちゃんの名にかけて!真実はいつも一つ!」
張り切るリン
(「ごちゃ混ぜ過ぎだよ!コイツ言いたいだけだろ!」)
「ダイエットしてたんじゃないんですか~?糞小娘さ~ん」
嫌味を言うリヨン
「犯人はこの城の中にいる!」
無視して続けるリン
「範囲広くね?どれだけこの城の中に魔物が居ると思ってんの?バッカじゃね?」
暴言を吐くリヨン
「謎は全てとけた!この謎は吾輩の舌の上だ!」
更に無視をして続けるリン
「だからごちゃ混ぜ過ぎだっつーの!で早くその推理とやらを披露してみろや糞女!」
暴言が止まらないリヨン
堪りかねたリンがリヨンを睨んで
「そこ!心の中の声を外に出さないでくれます?」
ゆっくりと歩き出すリン
「犯人は・・・アンタだよ!」
指を指すリン
(「おお、このカット割り見た事ある、スゲー何この演出誰がやってんの!」)
何か興奮する魔王
「犯人は・・・アンタだよ!」
指を指すリン
(「アレ?2回言ったけど何?CM跨いだ?それとも週跨いだの?もしかしてこの子頭の中で演出してる?」)
ウキウキする魔王
「くっくっく・・・何を言っているのだリン田一君・・・僕には完璧なアリバイがある・・・そうだろ?ヘル持警部!」
(「何だコイツ、ノリ出したぞ?リン田一君とかヘル持警部って・・・この時点で容疑者らしき人お前しかいないじゃん!」)
戸惑う魔王
「そんなアリバイはあの時既に崩れてるんだよ!」
声を張り上げるリン
「何!・・・」
目を見開くリヨン
「じゃあまずは最初の事件から・・・」
説明に入るリン
(「最初の事件?プリンだけだろ?もしかして今トリックの再現とか犯行の再現の映像とか流れてる体で話進んでんの?俺置いてけぼり?」)
キョロキョロし出す魔王
「・・・ど、動機は?俺にはプリンを食べる動機がないじゃないか!?」
声を荒げるリヨン
「動機?・・・フッ、アンタは一度私を殺そうとしている!なんやかんやの積み重ねでアンタは私を恨んでる!言わばそれが動機・・・」
悲しげな表情でリヨンを見るリン
(「色々と有耶無耶にしてるんだが・・・大事なとこをなんやかんやって・・・」)
真面目に口を出さない魔王
ガチャ
「アレレ~その推理間違ってるよ~」
コッツォが割って入る
「せやかてくどぉ・・・じゃなくてコッツォン君・・・」
色々大変そうなリン
「だってプリン食ったの僕だも~ん!」
コッツォが自白する
「コッツォン君・・・行こうか・・・」
魔王に手を牽かれるコッツォ
(「何だかんだ言って仲良いんだなコイツら・・・」)
今日も魔王様が勇者達を待ってるぜ、バーロー。




