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魔王様は正直ウザいお方です。

「うん、じゃあね~」

ピッ


「魔王様?・・・何方とお電話で?」


「おお、リヨンか!それ聞く?聞いちゃう?」

少し嬉しそうな魔王


(「何だろう?ちょっとウザい」)

「ええ、何方でしょうか?」


「コレよ、コレ!」

小指を立てる魔王


「魔王様彼女が仰ったのですか?」

驚くリヨン


「居るさ!居ちゃ悪いのか?」


「いや、良いんですが意外でした」


「今度ドライブデートすんのよ!フフフ、俺の凰呀が火を噴くぜ!」


「凰呀?名前付けてるんですか?」


「いや、凰呀は買った時から凰呀だ!前に乗ってたエクスぺリオンのフェニックスウィングが調子悪くて買い換えたばかりでな」


「まあ、良く解らないですが凄そうですね?」


「そりゃ凄いよ~!マジ速え~からビビんぞ!喋るし」


「喋るんですか!?車が?」


「おう、喋るよ?一応」


「それは凄いですね~一度見せて下さいよ~」


「良いよ良いよ~今度見せてやんよ!」


「あっ!そう言えばあの変な体操止めたんですか?」


「あ!?アレ?とっくに止めたよ!コッツォのヤツ何か笑ってるから問い詰めたらよ~そこまで効果ないってよ!あのヤロ~あんまり効果ないモノを教えんなよな~・・・なあ?」

リヨンに同意を求める魔王


(「ちょっと嘘ついて自白したんだな・・・完全に効果なくて自分が笑いたいからさせてたなんて言ったら左遷どころの騒ぎじゃないからな・・・きっと命の危険を感じたんだろうな・・・」)

「ですよね~だってちょっと変でしたもん!アレ」


「なっ!でもアイツ俺と同じ出身地だからちょっと甘やかし過ぎてたんだよな~」


「えっ?魔王様ってココで生まれてココで育ったんじゃないんですか?」


「んっ?そうだけど?何か変?」


「え~だって魔王様って先代の魔王の息子とかそう言う立場なのかと思ってましたから・・・」


「先代って何だよ?言うなれば俺が初代だよ!お前が生まれるずっと前から魔王だかんね!勘違いして貰っちゃ困るね~」


「へ~じゃあ、お一人でこの魔界を制圧したんですね~凄いな~」


「まあな~その時の俺の武勇伝聞く?」

物凄く嬉しそうに話す魔王


「あっ!それはイイです長くなりそうですから」


「えっ?・・・そうか?結構凄いぞ?」


「あっ、またの機会でお願いします」


「障りだけでもどう?」


「しつこいですね、大丈夫ですから!」


「あ、ああ・・・そう・・・」


「では、また用があればお申し付けください」


「用あるよ!俺の話聞いてくんない?」


「用があればお申し付けください!!」

去って行くリヨン




「・・・結構面白いのになぁ」

小さく呟く魔王



魔王様は今日も勇者達を待っておられます。

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