第7話 新しいチューナーボードを追加する
結局PT3をうまく追加搭載出来ず、どうにかするのは面倒くさそうなので、同じメーカーのチューナーボードを追加することにした。
ただ、同じチューナーボードを追加した場合、設定がどうなるのか書かれてるホームページがないので別の製品にすることにした。
拡張ボードは物によっては同じ製品を搭載した場合、片方が動作しない場合があるからだ。
PT3やGV-MVP/RX2Wなどチューナーボードは同じ拡張ボードを取り付けても動作するようになっていることが多いが、PX-Q3PE5もそうなっているのかはよく分からない。
PX-Q3PE5について複数搭載した人の備忘録などがあれば同じ製品を購入したのだけどないので止めた。
「で、結局4チャンネル同時録画はどうするの?」
「同じメーカーの別のチューナーボードを使うことにする」
「いけそう?」
「……多分」
ダメだったらまた後で考えればいい。
という事で選んだ製品は「PLEX PX-MLT8PE」。
PX-Q3PE5を買う際にAmaz○nのページにこの製品が紹介されていて、一度機能とかを確認しておいたから。
こちらはPX-Q3PE5と違って録画データはUSB経由で送るタイプ。
PX-Q3PE5がPCIeだから録画データの伝送経路を奪い合わないからとりあえずいいかなと思うことにした。
チューナーは地デジとBS/CSが合計8つ。どちらに割り振ってもいい製品。だから地デジ8チャンネル同時録画も可能。便利。
メインはPX-Q3PE5で、2つしか同時に使えず足りなくなる地デジのチューナーの分をPX-MLT8PEに割り振るつもり。
現状最大10チャンネルは同時に録画が可能になるはず。
「うまく動いてくれるといいね?」
「そうじゃなかったら困るんだけど」
新しいテレビ録画用パソコンに取り付けてみる。……とりあえず認識した。
認識してくれたら後はドライバをインストールするんだけど、今回はメーカーのドライバは使用しない。
「パソコンでテレビレコーダーを作る ドライバとテレビ視聴ソフト導入編 (https://pc-memorandum.com/pc_tv-tuner-2/)」を参考に作業する。
ということで、PX-Q3PE5の時に上手くいかなかったpx4_drv for WinUSB版に付属していた非正規版のドライバをインストールしてみた。こちらの方が安定しているという事なので。
インストール後は解説されていた通りの表示名になっていた。
とりあえずドライバのインストールは成功したのだろう。
使用するBonDriverも非正規版のドライバとセットになっていたものをそのまま使った。
PX-Q3PE5用のBonDriverのフォルダは一旦名前を変えて、別にBonDriverのフォルダを作りPX-MLT8PE用のBonDriverとカードリーダー類のライブラリをコピーして完了。
さて、TVTestの起動。
基本的に問題はないはずなんだけど「BonDriverが初期化出来ない」は出なかったが、B-CASカードにアクセス出来ないエラーが表示された。
当然テレビ番組は表示されなかった。
カードリーダーの設定はPX-Q3PE5の方から読み込むように設定してあるし、これまでも問題はなかった。
……でも、エラーが出る。
一旦PX-Q3PE5用のBonDriverのフォルダを元に戻してPX-MLT8PEを使う前の環境に戻してみたが、なぜかB-CASカードにアクセス出来ないエラーが表示される。
「何で?今まで動作してたじゃん」
「どうしたの?」
「追加のチューナーボードを取り付けて設定してみたんだけど、B-CASカードが読めないとか言ってくる。問題なかった状態に戻しても同じなんだけど。
何で?」
「何か触ったりしたんじゃないの?接触不良とかさ」
ということでPX-Q3PE5のB-CASのスロットの接触不良かと思って挿し直してみたがだめ。
実際に使う環境と同じように元々は問題のなかったPX-Q3PE5用のBonDriverフォルダにPX-MLT8PE用のBonDriverをコピーして一緒にしてみたけどやっぱりだめ。
どういうこと?
カードリーダー類のライブラリを一度テスト環境の別のパソコンからコピーして見てもだめだった。
なぜ?
USBのカードリーダーを使ってみることにする。
USBのカードリーダーのドライバはWindowsの方で提供されているので問題は出ないだろうとは思うから。実際PT3の時も問題はない。
現テレビ録画用パソコンに取り付けてあるUSBのカードリーダーを繋いでみたら、B-CASカードの問題は解消されテレビ番組が映し出され始めた。
問題が一旦解決したのでPX-MLT8PEでチャンネルスキャンをして、地デジ、BSのチャンネルの全てのチャンネルが映るか確認して問題がなかった。
これでチューナーボードに問題はない事が分かった。
さて……PX-MLT8PEは問題はないけどB-CASカードを読めないと意味がない。
PX-MLT8PEを取り付けるとPX-Q3PE5のカードリーダーから読めなくなるというのはよく分からない。
設定自体PX-Q3PE5を指定しているので、PX-MLT8PEにカードリーダーが付いていても関係ないはず。
「USBのカードリーダーを買わないとなぁ」
「それってそんなに高いの?」
「Amaz○nでも2千円しないくらいかな。単品だと送料無料にならないから2千円超えるか超えないか。ただ、相性があるらしいんだけど購入予定の品は問題はないはず」
と、思いつつ取り付けたカードリーダーを外ししばらくテストできないかと思ってはいたけど、もう一度TVTestを起動すると突然B-CASカードを認識し始めた。
Why?
その後はパソコン自体を再起動したりしても全然問題も起きなかった。訳が分からん。
「B-CASカードを認識してる。なんで?もうカードリーダー注文したんだけど」
「うまく認識しなかったからUSBのを使ったんだよね?」
「パソコンって時々こういうことがあるんだよな、機嫌が悪かったのか」
「は?パソコンって機械でしょ?」
「昔は仕事でプログラムが上手くいかないときにお札を貼って良くなったことはあるけどな」
「は?パソコンってオカルトな代物なの?」
お札の話は90年代の頃からパソコンで仕事をしてる人なら聞いたことがある人も結構いると思う。
今回についてはUSBのカードリーダーを接続した際にチューナーボードに搭載されているカードリーダーのB-CASカードを取り外していなかった。
実際どちらでエラーが解消されたのかは分からないので、USBのカードリーダーを取り外す前からチューナーボードの方で認識していたのかもしれない。
USBのを接続した事でパソコン内でのカードリーダーの認識が整理されて改善されたのかも。
はっきりとはしないのでそれ以上は調査しない。
B-CASカードの問題はとりあえず解消したので、PX-MLT8PEでの録画のテストを始める。
PX-MLT8PEで同じ時間帯の地デジ、BSをそれぞれ8チャンネル同時録画をしてみる。
ドロップとかは問題なし。BSは変わらず数個のドロップが起きることはあるが特に観る分には問題が出ていないので放置する。
ただ、何度か録画のテストを行ったところ、TOKYO MXについてはドロップが出る時と出ない時があり、出ると100を超える程度出る。
CMをカットする場合、カットした部分にブロックノイズが出る分には問題ないが本編に出てしまうと困る。
基本的にはPX-Q3PE5でTOKYO MXは録画しようと思うが、引き続きテストをすることにした。
「で、新しいチューナーボードはどう?」
「概ね問題はないかな。2枚でどうにか切り抜けられる程度の問題はあるけど」
「何で?」
「ボードの個体差みたいなもんかな。絶対問題が出る訳じゃないけど気になるって感じかな。
問題になりそうな部分はどっちで録画するとか決めてるから今のところは問題はなんとかなってると思う。
あとはもうしばらく並行して録画しながらテストしていくよ。出てないエラーメッセージもあるだろうし」
「まあ、頑張ってよ」
その後はPX-Q3PE5とPX-MLT8PEを両方使用する形でテストしていった。
そのまま深夜番組を録画していくと、PX-MLT8PEで録画すると時々SCRAMBLEが発生するようになった。
特にTOKYO MX「仮面ライダースーパー1」についてはドロップもしくはSCRAMBLEが1.5万前後毎回カウントされた。
4話まで毎回オープニングが始まってすぐのタイトルの所で画像が乱れたり止まったり。原因が分からない。
地デジに関して他のチャンネルは基本ドロップやSCRAMBLEは出ないのだけど、TOKYO MXだけは地デジで電波強度は高い割にこれまでのPT3でも時々ブロックノイズが出ることがあった。
やっぱり原因は分からないが。
ネットで検索すると「Re:flag PLEX PX-Q3PEでスクランブルが発生する問題を解決する」(現在なくなっています)というサイトを見つけた。
ここではインテルとAMDでそれぞれ検証したらしく、それによると現行のパソコンの自動で起きるブースト機能 (アプリを快適に動作挿せるため少しクロックアップする機能)によって問題が起きたらしい。
クロックアップ時PCIeの電圧の変動も起きるせいだとか。
そのタイミングでチューナーボードに搭載されているカードリーダーがB-CASカードを読めないことあるらしい。
対処方法が書かれていたのでそれを参考に、AMDでの対処の仕方、UEFIの設定「Precision Boost Overdrive」をDiseble(無効)に変更してテスト。
でも、ダメだった。
次はCPUがインテルの場合での対処法で、Windowsの方の電源オプションを「パフォーマンス」にするとあったので、電源オプションの詳細設定を変更してみた。
それとPCIeの電源管理を「オフ」にしてみた。
でも、ダメだった。
他のチャンネルで発生したSCRAMBLEについては毎回発生するわけではなく、EDCBの設定をちょっと変えたせいなのか改善してほぼ出なくなった。
それでもTOKYO MX「仮面ライダースーパー1」についてはどうにかしなければと思い、仕方が無いのでチューナーボードに搭載されているカードリーダーを使用しないことにしてテストしてみた。
先にB-CASカードの問題が出た時にもうカードリーダーは手配していたので、そのUSBのカードリーダーを使う。
で、USBのカードリーダーを使って録画するようにしたら「仮面ライダースーパー1」のドロップ&SCRAMBLE発生が解消された。
チューナーボードに搭載されているカードリーダーもしくはそのドライバに問題があったようだ。
多分この後も大丈夫。
それでも、その前の時間に放送していたTOKYO MX「秘密戦隊ゴレンジャー」のドロップが100越える程度発生。
録画中にファイルの削除をしていて挙動がおかしかったことがあったのでそのせいかもと、とりあえず様子見することにした。
それでも録画ファイルのフォーマット変換の時にざっと確認したけど、ブロックノイズは見えなかったので大きく問題はないと思う。
その後は「秘密戦隊ゴレンジャー」についてはドロップは出なくなった。一時的な物だったようだ。
他にも「録画中に番組情報を確認できませんでした」となって録画されなかったことがあった。
ネットで検索すると、チューナーのチャンネルの切り替わりの際、次のチャンネルに切り替わるのが遅すぎる場合起きるとか。
EDCBの設定を確認してみると「チューナーの起動に失敗したとき、他のチューナーで再試行する」というのがあったのでチェックを入れてみた。
PX-MLT8PEは非公式のドライバーを使っているけど、安定していチャンネルの切り替わりが速いとなっている。けど、必ずしも大丈夫とは限らないようなのでこのようにしているのかもしれない。
ただ、問題の録画出来なかった理由は不明。予約していた番組自体は放送されていて現行のテレビ録画用パソコンの方では録画されていた。
切り替わりが遅いだけなら録画出来ていいはず。
とりあえず設定を変更して以降、同じエラーメッセージは出ても録画が出来なかったということは発生していない。
ただ、「録画中に番組情報を確認できませんでした」が全然出なくなったわけではない。
「録画中に番組情報を確認できませんでした」が出て録画が出来なかったのが今のところTOKYO MXだけで、それ以外のチャンネルでは違う番組が録画されている。
他の番組でも発生する場合は、予約していた番組がなくなりEPG上に番組情報がないためだった。
NHKで何度か起きている。選挙とか地震などで番組が急遽変更された時に。
NHKはEPGの変更が遅いもしくは番組が始まってても変更してないためだと思う。
こればっかりはどうにもならないので放置することにした。
TOKYO MXについては時々数個~十数個以下くらいのドロップが起こる。
ほぼ問題は出ないが、テスト中は「悪魔くん」の録画の時1回だけ途中で再生出来ない状態になった。
でも、それ以外は今のところ問題はなく、ごく希に「秘密戦隊ゴレンジャー」の時同様に100個を少し超える程度出る時もあったが問題は出なかった。
ただあまりドロップが出るのも怖いので、TOKYO MXについてはPX-MLT8PEではなくPX-Q3PE5の方で録画することにした。
実際問題PT3の時も時々ブロックノイズが入ることがあったので、元々電波的に難があるのかもしれない。ただ、電波強度は結構高いのだが。
とりあえず地デジとBSで録画しているので両方に失敗が起きなければどうにかなる。両方放送していない番組で起きたら諦めるしかないけど。
これで問題なくというわけではないけど、大体録画に支障はなくなったと思う。
でも、それほど大きいトラブルはほぼ無かったけどいくつかあったので書いておく。
久しぶりに「録画中に番組情報を確認できませんでした」が発生した。でも録画には問題がなかった。
理由は予約した番組の放送が中止になったから。
やっぱり選挙や地震、スポーツ番組の延長などのため予約後放送直前に番組編成が変更されたようで、録画のタイミングではEPGにその番組の情報がなくなったからしい。
そのためにその表示が出た。ただ、録画自体はされていて予約したのとは違う番組が流れた。
これについてはNHKで出るようでその後も何回かは出て、録画したファイルを再生すると政見放送や国会中継だったり津波情報だったりした。
それ以外に「開始時間が変更されました」と出た。
初めて出たときはまた何か問題が出たのかと思ったけど、何か前番組の延長などで開始時間が変更されただけだった。
スポーツの中継があると時々出る事があると思うが、現状では気にする必要はないメッセージだ。
最近は野球やサッカーの中継もあまりないけど、深夜に卓球や水泳などの中継がある場合に開始時間が変更されたりすることがある。
ちゃんとテレビ局がEPGを書き換えて流してくれていれば問題はない。
でも、NHKは希にEPGを書き換えていない事があるみたいで、PT3を使っていた時に時間変更されなかったことがある。
再放送があったから良かったけど……
後、気になる点としてはWindowsについて。
月1のWindowsUpdateが行われるけど、その深夜の録画分が終わった後行われていた事が何度かある。
その時はリモートデスクトップで新テレビ録画用パソコンを確認すると、サインイン画面になっているのでアップデートが行われていた事が分かる。
初めてに見た時は録画に失敗したかと思ったけど、きちんと空いた時間に行ってくれていたようだった。
Windows10の頃はアップデートの時間の問題でトラブルが多発していたようで不評だったけど改善されたらしい。
これで完成ということで現テレビ録画用パソコンを休止させ、新テレビ録画用パソコンのみで録画することにした。
現在録画に際して下記のことを気を付けて録画することにした。
・PX-Q3PEは地デジ2チューナー(D0-0、D1-0のみ)、BS/CS4チューナー使用可能
・PX-MLT8PEは地デジ、BS/CS合計8チューナー使用可能
・TOKYO MXについてはPX-Q3PE5の地デジチューナーを必ず使用する
今のところ先に書いた問題はほぼ解消され、ほぼテレビの録画は問題なく行われている。
その後も思い立ったら時々テストはして行くつもり。
「これで完成?」
「そうだな。これで使いながら問題が出たら対処って感じかな。地デジとBS両方で撮ってるから両方に問題が出ない限り見るれないって事はないから」
「じゃあ後は耐久テストって感じだね」
「まぁそれだけじゃないけどね。
1クール終わったら自動予約の削除や新規追加もしないといけないし、自動予約に関係ない番組を追加したりとかやることはいっぱいあるけどな」
「管理は頑張ってね」
管理はこれまでも自分1人でやってたから特に問題はない。
自分が出張や旅行中に対応はしないけど(ただ、帰って来てからが大変だが)。
まあ、それでもテレビ録画用パソコンの製作は一段落付いたから軽く祝杯でも挙げよう。
適当に酒の肴を作って飲みながら録画したのを観るか。
「さて、酒の肴でも作って飲みながら録画した天使様やクラスで2番目とか見るか」
「瑛太ってクラスで2番目のヒロインの子みたいなのが好きだよね。あの子みたいだし」
「あいつはどちらかというと出来る猫のヒロインだろ」
「いや、流石にあんな汚部屋錬成機ではなかったでしょ」
「汚部屋錬成機……そういう所がじゃないって。外だと格好いい女だったけど家だと結構だめな感じがな」
「ああ、そういう所があったわね。
まあいいわ。じゃあ、美味しいものよろしくね」
「終」
これで終わりです。
完成以降今のところ大きな問題は出ていません。
録画についても既に出ているドロップに関する問題がちょっと出るくらいです。
今後大きな問題や改造するなどあれば追記するかもしれません。




