プレゼント
掲載日:2026/03/14
シュールな令和の霊話ホラーです
「お前 今すれ違った車見たか」
「ああ ドクロか」
「違う 骸骨だ」
俺の車の助手席に乗っている友人はのほほんとしている。
「いや え 何 ガイコツ」
「知ってるか?最近、亡くなった故人を敬うために頭骸骨や遺骨を車のダッシュボードに乗せて見せびらかすのが、流行ってるって」
「へぇー」
友人は無関心だ。
他愛もない会話の中、二人を乗せた車は郊外の公園の公衆トイレに立ち寄る。
俺と友人はトイレに行く。
戻ってきたら、友人が車のトランクをあけていて、何んか黒いゴミ袋に入ったものを取り出している。
「ほい 最近お前落ちこんでたから、プレゼント。お前の愛妻のだよ」
親友からの突然のプレゼントは最近行方不明となっていた妻の頭蓋骨であった。
俺はそれをダッシュボードに飾り、車を走らせる。
「なあ、首から下はどうしたんだ」
親友は答える。
「さっきの公園に捨てたよ」
「ああ そうか」
俺は親友の行動に御礼と御返しをする。
「そういえば、お前彼女と最近会ってないと言ってたよな。、、、はい プレゼント」
よーく選んでいたプレゼントを俺は親友に渡す。
親友は家に帰って自分の車に直ぐ飾ると喜んでくれた。




