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無能と追放された錬金術師は、呪われた王子と建国します

作者:希羽
地味で目立たない伯爵令嬢フィオナ。彼女には、家族すら知らない秘密があった。それは、前世の科学知識と、類稀なる才能を併せ持つ、天才錬金術師としての一面。しかし、その才能は全て、聖女と噂される美貌の妹の功績とされ、フィオナは屋根裏部屋で、ただ搾取されるだけの灰色の毎日を送っていた。
そんなある日、婚約者であるヴァレリウス公爵から、大衆の面前で「無能なお前はふさわしくない」と婚約を破棄され、あらゆる命が育たないとされる「呪われた荒れ地」へと追放されてしまう。
全てを失い、死を待つだけの運命――かに思われた。しかし、しがらみから解放されたフィオナは、むしろ、そこに「自由」を見出す。誰もが絶望する死の大地で、彼女は、その知識と技術を存分に発揮し、たくましく生き抜くためのサバイバルを始める。
そんな中、フィオナは洞窟の奥で、一頭の巨大な魔獣と出会う。人ならざるおぞましい呪いの姿でありながら、その銀色の瞳には、確かな知性の光が宿っていた。孤独な魂同士、二人は少しずつ心を通わせていく。
一方、フィオナという「真の才能」を失った王国では、徐々に、しかし確実に、崩壊の足音が忍び寄っていた。
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