冒険者登録
不動産にて。
シオン「すみません家を買いにきたんですが」
社員「身分証として、冒険者カードを提出して下さい」
シオン「いや!冒険者になりたい訳じゃないので持っていないす」
社員「今の時代は、冒険者カードが無いと契約も買うのも出来ない時代なんだから出直してきなさい」
シオン「そんなぁ」
次の日渋々シオンはギルドへ訪れた。
ギー…バタン
シオン「すみません。冒険者登録にしに来ました」
エレナ「初めまして、受付嬢のエレナです。冒険者登録ですね…こちらに必要事項を書いて下さい」
シオン「出来ました」
エレナ「では、こちらに手をかざして下さい」
ピカー
エレナ「Sクラスですね。冒険者希望ですか?」
ガヤガヤ
シオン「いえ!俺は、スローライフを満喫したいだけです」
ギルド内
?「勿体ねぇ」
?「俺なら冒険者になるけどな」
エレナ「はい!こちらが、冒険者カードになります。良いスローライフを満喫して下さい」.
シオン「薬草集めに行こうかな」
エレナ「こちらですね。受理しました...気を付けて行ってらっしゃいませ」
ギー…バタン
エルフ「ねぇねぇ貴方冒険者?」
シオン「違います」
エルフ「じゃ私を仲間にして?」
シオン「冒険者じゃないですよ」
エルフ「私!スローライフを満喫したいだけなの」
シオン「俺と一緒だ。是非とも仲間になろう…俺は、シオン君は?」
リリアン「私は、リリアン宜しくね。シオン様」
シオン「様は、要らないシオンって呼んでくれ」
リリアン「私にとって、シオン様はご主人様だから様を付けたいの」
シオン「そうか?好きに呼んで良いさ」
リリアン「有り難うシオン様」
シオン「これから森に行くから俺から離れちゃダメだよ」
リリアン「分かった」
シオン「じゃ行こう」
◇◇◇
リリアン「沢山採れたね。魔物怖かったけど、シオン様が居たから安心出来た」
シオン「じゃギルドによってから帰ろう」
リリアン「うん」
ギー…バタン
エレナ「お疲れ様です。シオン様…そちらの方は?」
シオン「あ!俺のパートナーのリリアンです。リリアン挨拶を」
エレナ「え?リリアン様?まさか!エルフの姫様ですよね?」
リリアン「はい!そうです」
シオン「えー」.
エレナ「シオン様知らなかったんですか?」
シオン「はい」
リリアン「シオン様ごめんなさい。言うタイミングを逃しました」
シオン「大丈夫だよ。でも、姫様が俺と一緒に居て良いの?」
リリアン「大丈夫です。姫って言っても、私三番目のエルフなのでお姉様やお兄様が…エルフの村を守りますし、お母様やお父様やお兄様やお姉様が私のしたい事しなさいっておっしゃったから私は、村を出て自由に生きたいって思ったんです」
シオン「なるほど。あ!帰る場所が無いから宿に泊まる事になるけど良いかな?」
リリアン「大丈夫です」